Velero と CSI スナップショットを使用して、スーパーバイザー にプロビジョニングされた TKG クラスタで実行されているワークロードに関して CSI で作成されたパーシステント ボリュームをバックアップおよびリストアできます。

要件

次の要件を満たす必要があります。
  • vSphere 8.0 U2 以降
  • vSphere 8.x 以降の場合、Tanzu Kubernetes リリース v1.26.5
  • ボリューム スナップショットをサポートする CSI ドライバを使用して作成されたパーシステント ボリューム
注目: Velero と CSI スナップショットを使用できるのは、ボリューム スナップショットをサポートする CSI ドライバを使用して作成されたパーシステント ボリュームの場合のみです。詳細については、『 vSphere IaaS 制御プレーンでの TKG サービスの使用』の「 TKG クラスタでのスナップショットの作成」を参照してください。

手順

Velero とコンテナ ストレージ インターフェイス (CSI) スナップショットを使用して、TKGS クラスタで実行されているワークロードをバックアップおよびリストアできます。Velero ノードエージェントは、CSI スナップショットのデータ移動を使用してバックアップとリストアの具体的なタスクを実行するモジュールをホストする DaemonSet です。詳細については、「 Container Storage Interface Snapshot Support in Velero」を参照してください。
  1. MinIO や AWS S3 バケットなどの S3 互換ストレージの場所を作成します。

    次の例では、AWS S3 バケットを使用しています。

    MinIO を使用するには、「MinIO オブジェクト ストアのインストールと構成」を参照してください。

  2. kubectl を実行しているクラスタ クライアントに Velero CLI をインストールします。

    https://github.com/vmware-tanzu/velero/releases からダウンロードします。

  3. Velero バックアップを実行する TKG サービス クラスタに接続します。

    Kubectl を使用した vCenter Single Sign-On ユーザーとしての TKG サービス クラスタへの接続を参照してください。

  4. たとえば、AWS S3 ストレージとそれに対応する認証情報ファイルを指定して Velero インストール コマンドを実行します。
    velero install \
        --provider aws \
        --plugins velero/velero-plugin-for-aws:v1.9.0,velero/velero-plugin-for-csi:v0.7.0 \
        --bucket velero-cpe-backup-bucket \
        --secret-file ./cloud-credential \
        --use-volume-snapshots=true \
        --features=EnableCSI --use-node-agent
    注: Velero v1.14 リリース以降、Velero CSI プラグインは Velero とマージされています。したがって、Velero v1.14 以降をインストールする場合、Velero CSI プラグインをインストールする必要はありません。した場合は、Velero ポッドの起動に失敗します。