TKGS ワークロード クラスタをアップグレードする前に、クラスタがアップグレードに対する互換性を備えているか確認する必要があります。TKG サービス に対する互換性を再確認する必要があります。

TKG サービス による互換性の確認

ワークロード クラスタをアップグレードする前に、クラスタがアップグレードに対する互換性を備えているか確認する必要があります。クラスタに TKG サービス との互換性がない場合は、Tanzu Kubernetes リリース をアップグレードします。使用可能な TKr の詳細については、リリース ノードを参照してください。オンライン相互運用性マトリックスも参照してください。

次のコマンドを使用して、 Tanzu Kubernetes リリース の一覧および互換性を表示できます。
kubectl get tkr

COMPATIBLE 列は、その Tanzu Kubernetes リリース がインストール済みの TKG サービス と互換性があるかどうかを示します。TKG サービス 3.1 リリース以降では、TYPE 列も互換性ステータスを返します。

TKGS クラスタを指定した場合は、使用可能な TKr のアップデートが表示されます。

v1alpha3 API を使用する場合:
kubectl get tkc <tkgs-cluster-name>
または v1beta1 API を使用する場合:
kubectl get cc <tkgs-cluster-name>
UPDATES AVAILABLE 列は、Kubernetes の利用可能なアップグレードがあるかどうかと、使用する次の推奨 Tanzu Kubernetes リリース を示します。例:
kubectl get tkc tkg2-cluster-11-tkc
NAME                  CONTROL PLANE   WORKER   TKR NAME                          AGE   READY   TKR COMPATIBLE   UPDATES AVAILABLE
tkg2-cluster-11-tkc   3               3        v1.25.7---vmware.3-fips.1-tkg.1   13d   True    True             [v1.26.5+vmware.2-fips.1-tkg.1]
TKr 形式には、非レガシーとレガシーの 2 種類があります。
  • 非レガシー TKr は vSphere 8.x 専用であり、vSphere 8.x とのみ互換性があります
  • レガシー TKr は vSphere 7.x および vSphere 8.x と互換性があるレガシー形式を使用していますが、アップグレードのみを目的としています。
非レガシー TKr を一覧表示する場合︰
kubectl get -l !run.tanzu.vmware.com/legacy-tkr
レガシー TKr を一覧表示する場合:
kubectl get -l !run.tanzu.vmware.com/legacy-tkr