VMware vSphere は、データセンターを CPU、ストレージ、およびネットワーク リソースを含む統合されたコンピューティング インフラストラクチャに変換する、VMware の仮想化プラットフォームです。vSphere では、これらのインフラストラクチャは統一された運用環境として管理され、その環境に参加しているデータセンターを管理するためのツールも提供されます。


ESXi ホスト、vCenter Server、仮想マシンおよび vSphere Client の関係を示す VMware vSphere の概要図。

vSphere の 2 つのコア コンポーネントは ESXivCenter Server です。ESXi は、仮想マシンと仮想アプライアンスを作成および実行するための仮想化プラットフォームです。vCenter Server は、ネットワーク内の接続された複数のホストの管理と、ホスト リソースのプールを実行する際に使用するサービスです。

vSphere の現在のリリースについては、最新の vSphere リリース ノートを参照してください。

機能の概要

アプライアンスを使用して vCenter Server のデプロイまたはアップグレードのみが可能です。vCenter Server Appliance には、以前のリリースのすべての Platform Services Controller サービスが含まれており、認証、証明書管理、ライセンスを含む以前のすべての機能が維持されています。

vSphere 8.0 では、一部のインフラストラクチャ機能をサーバ CPU からデータ処理ユニット (DPU) にオフロードする機能を提供するvSphere Distributed Services Engineが導入されています。DPU デバイスでは、複数の組み込み CPU コア、メモリ、およびサーバ上で実行される ESXi ハイパーバイザーのトリミングされたバージョンを使用しています。DPU は、ネットワーク アクセラレーションに使用できる事前構成済みのデバイスです。vSphere Lifecycle Manager イメージ ワークフローを使用することで、DPU デバイスで実行されるソフトウェアおよびファームウェアのライフサイクルを管理します。

vSphere Lifecycle Manager を VMware ESXi ホストの一元化および簡素化されたライフサイクル管理メカニズムとして使用します。vSphere Lifecycle Manager を使用すると、クラスタ レベルでイメージとベースラインを使用して ESXi ホストを管理できます。ベースラインを使用するクラスタを、vSphere Lifecycle Manager イメージを使用するクラスタに変換することもできます。vSphere 8.0 では、vSphere 構成プロファイルの使用を開始して、クラスタ内のホストの構成を一括管理することができます。最初にクラスタ レベルで目的の構成を設定してから、1 回の操作でクラスタ内のすべてのホストに構成を適用できます。

vSphere with Tanzu を使用して、vSphere を、ハイパーバイザー レイヤー上でネイティブに Kubernetes ワークロードを実行するためのプラットフォームに変換する方法について説明しています。この機能を使用すると、vSphere クラスタを有効にして、スーパーバイザー クラスタとして構成することによって Kubernetes ワークロードを実行することができます。DevOps エンジニアとアプリケーション開発者は、Tanzu Kubernetes Grid と vSphereを併用してvSphere ポッド、仮想マシン、アップストリームの Kubernetes クラスタをデプロイすることで、vSphere 名前空間でコンテナ化されたアプリケーションを実行できます。1 つの vSphere Zones が 1 つの vSphere クラスタにマッピングされるため、スーパーバイザーを vSphere Zones にデプロイすることにより、クラスタ レベルでワークロードに高い可用性を提供します。ゾーンにデプロイされたスーパーバイザーで実行するワークロードは、ゾーンの一部である vSphere クラスタに分散され、クラスタ レベルの障害から保護されます。vSphere with Tanzu 環境を最新の状態に保ち、バックアップとリストア、トラブルシューティングを行うためのvSphere with Tanzu のメンテナンス方法について説明します。

Update Planner を使用して、利用可能なvCenter Server のアップデートおよびアップグレードの表示や、vCenter Server に関連付けられた VMware 製品に関する相互運用性レポートの作成が可能になります。また、更新前のレポートを生成して、システムが vCenter Server を正常にアップグレードするためのソフトウェアおよびハードウェアの最小要件を満たしていることを確認することもできます。このレポートは、ソフトウェアのアップグレードの完了を妨げる可能性のある問題と、これらの問題を解決するために実行可能なアクションに関する情報を提供します。

一元化されたライセンス管理を使用して、ESXi ホスト、vCenter ServervSAN クラスタ、およびその他の VMware ソリューションのライセンスを管理できます。VMware vSphere Client を使用してvCenter Server 環境でライセンスを管理する方法について説明します。

vSphere Distributed Switchおよび vSphere 標準スイッチの作成方法、ネットワークを監視して仮想マシン (VM) とホスト間のトラフィックを分析する方法、および ネットワーク リソースを管理する方法を含む、vSphere のネットワークの設定方法について説明します。vSphere ネットワークは、ESXi ホストと仮想マシンの通信に使用される、環境内で最も重要なコンポーネントの 1 つです。

仮想データセンターのストレージ戦略を計画する際に役立つvSphere ストレージについて説明します。また、ESXivCenter Server によって提供される、仮想化および Software-Defined Storage テクノロジーの設定方法と使用方法についても説明します。vSphere は、従来の環境と Software-Defined Storage 環境で、さまざまなストレージ テクノロジーをサポートします。

vSphere セキュリティ機能とベスト プラクティスを使用して環境を保護し、攻撃から環境を保護する方法について説明します。vSphere には、セキュアなアプリケーション、インフラストラクチャ、データ、アクセスを提供する、包括的なセキュリティが組み込まれています。

vCenter High Availability (vCenter HA) および vSphere Fault Tolerance (FT) を使用して、ビジネス継続性を実現できます。vCenter HA では、仮想 IT 環境内のハードウェアおよびオペレーティング システムの停止に対するフェイルオーバー保護機能が提供されます。ホストに障害が発生した場合、Fault Tolerance は仮想マシンの継続的な保護を提供します。

リソース プール、クラスタ、vSphere Distributed Resource Scheduler (DRS)、vSphere Distributed Power Management (DPM)、および vSphere Storage I/O Control を使用して、ESXi ホストおよび vCenter Server のリソースを管理したり、割り当てたりすることができます。

デプロイおよびプランニング ツールの試用

次のリソースは、vSphere データセンターのデプロイを計画し、vSphere 環境を効率的に管理できるように設計されています。

  • vSphere ハードウェアおよびゲスト OS の互換性ガイド。VMware ソフトウェア製品の特定のバージョンと互換性があるハードウェア、集約システム、オペレーティング システム、サードパーティ アプリケーション、および VMware 製品を示すオンライン リファレンスです。
  • VMware 製品の相互運用性マトリックスESXivCenter Server、およびその他の VMware 製品を含む、VMware vSphere コンポーネントの現在および以前のバージョンの互換性について詳細に説明します。
  • VMware 構成の上限。仮想装置および物理装置を構成、デプロイ、操作する場合は、使用している製品でサポートされる最大値以内に抑える必要があります。構成の上限ツールに示されている上限は、VMware でサポートされるテスト済みの上限です。

開発者および自動化ドキュメントへのアクセス

VMware {code} は、VMware の開発者および自動化コミュニティの専用 Web サイトです。vSphere API、SDK、およびコマンドライン インターフェイスについて確認するには、以下の VMware {code} のリソースにアクセスしてください。

ビデオの参照

VMware Information Experience video channel にあるドキュメントやビデオによって、vSphere のデプロイおよび管理について学習することができます。

vSphere の詳細

vSphere およびデータセンターの仮想化の詳細については、次のリソースを参照してください。

  • vSphere の詳細については、vSphere 製品ページにアクセスしてください。
  • vSphere について不明な点がある場合は、vSphere コミュニティ フォーラムにアクセスしてください。ディスカッション フォーラムに参加すると、他の VMware ユーザーのサポート、意見、フィードバックを取得できます。
  • VMware vSphere ハンズオン ラボ環境を使用することにより、vSphere をインストールせずに、製品をお試しいただけます。
  • IT の課題を克服し、さらに効率的なデジタル インフラストラクチャを構築する際に役立つ vSphere のソリューションについては、Cloud Platform Tech ZonevSphere のホワイト ペーパーとテクニカル ノートにアクセスしてください。
  • VMware が提供する最新製品に関するお知らせ、技術に関する記事、および運用のガイダンスについては、vSphere のブログを参照してください。
  • ベンチマーク、パフォーマンス アーキテクチャ、およびその他のパフォーマンスに関連するトピックについては、VMware のパフォーマンス エンジニアリング チームが提供するブログVMware VROOM! を参照してください。
  • William Lam のブログを参照してください。このブログでは主に、VMware Software-Defined Data Center (SDDC) の自動化、統合、運用について解説しています。William Lam は、VMware のスタッフ ソリューション アーキテクトです。

vSphere のドキュメントの使用

vSphere の HTML 形式のドキュメントには、vSphere の各メジャー バージョンの最新の vSphere アップデート リリースの内容が反映されています。たとえば、バージョン 8.0 には、8.0.x リリースのすべてのアップデートが含まれています。すべてのドキュメントは PDF 形式で提供されており、HTML ドキュメントの任意のページの PDF ダウンロード アイコン PDF ダウンロード アイコンを選択してアクセスできます。以前のリリースの vSphere の PDF は、ZIP アーカイブ形式でダウンロードできます。アーカイブは、左側の目次にある各メジャー バージョンの [アーカイブ パッケージ] 見出しの下にあります。

MyLibrary を使用して、特定の情報を求めるニーズに合ったコンテンツのみを含むカスタム ドキュメントのコレクションを作成できます。