テナントは、vRealize Automation 環境の組織単位です。テナントは、サービス プロバイダが提供するクラウド サービスに登録している企業または会社のビジネス ユニット単位で作成できます。

テナントはそれぞれ独自に構成されます。一部のシステム レベルの構成は、テナント間で共有されます。

表 1. テナント構成

構成領域

説明

ログイン URL

各テナントには、vRealize Automation コンソールへの一意の URL があります。

  • デフォルト テナント URL は、https://hostname/vcac という形式になります。

  • 追加のテナントの URL は、https://hostname/vcac/org/tenantURL という形式になります。

ID ストア

各テナントには、ユーザーを認証するように構成されている 1 つ以上のディレクトリ サービス(OpenLDAP または Microsoft Active Directory サーバ)へのアクセス権限が必要です。複数のテナントに同じディレクトリ サービスを使用できますが、各テナントに対して個別に構成する必要があります。

ブランディング

テナント管理者は、ロゴ、背景色、ヘッダーおよびフッターの情報を含む、vRealize Automation コンソールのブランディングを構成できます。システム管理者は、すべてのテナントのデフォルトのブランディングを制御します。

通知プロバイダ

システム管理者は、電子メール通知を処理するグローバル電子メール サーバを構成できます。テナント管理者は、システムのデフォルト サーバをオーバーライドするか、またはグローバル サーバが指定されていない場合は、独自のサーバを追加できます。

ビジネス ポリシー

各テナントの管理者は、承認ワークフローや資格などのビジネス ポリシーを構成できます。ビジネス ポリシーは、常にテナントに固有です。

サービス カタログ情報

サービス アーキテクトは、カタログ アイテムを作成してサービス カタログに公開し、それらをサービス カテゴリに割り当てることができます。サービスおよびカタログ アイテムは、常にテナントに固有です。

インフラストラクチャ リソース

基盤となるインフラストラクチャ ファブリック リソース(たとえば、vCenter Server、Amazon AWS アカウント、Cisco UCS プール)は、すべてのテナント間で共有されます。vRealize Automation で管理されているインフラストラクチャ ソースごとに、そのコンピューティング リソースの一部を、特定のテナントのユーザーが使用するために予約することができます。

デフォルト テナントについて

システム管理者が vRealize Automation のインストール時にディレクトリ管理を使用して Active Directory のリンクを構成し、組み込まれているシステム管理者アカウントで vRealize Automation コンソールにログインすると、デフォルト テナントが作成されます。その後、システム管理者はデフォルト テナントを構成し、追加のテナントを作成できます。

デフォルト テナントは、テナント構成で説明されているすべての機能をサポートしています。また、デフォルト テナントでは、システム管理者は、ブランディングおよび通知のグローバル システム デフォルトを含むシステム全体の構成を管理し、システム ログを監視できます。