vRealize Orchestrator は、vRealize Automation 内に統合されたワークフロー エンジンです。

vRealize Automation とともに配布された vRealize Orchestrator サーバは事前構成されているため、システム管理者が vRealize Automation Appliance を展開するときには、vRealize Orchestrator サーバは起動されて実行されています。

図 1. XaaS に含まれているカタログ アイテムを作成および申請して、カスタム リソースをプロビジョニングする
Orchestrator オブジェクト タイプをカスタム リソースとして、Orchestrator ワークフローをサービス ブループリントとしてマッピングします。 多くのサービス プリントをカタログ アイテムとして公開して、アドバンスド サービスに組み合わせることができます。その後、サービスをユーザーのカタログに公開できます。ユーザーは、サービスに含まれるカタログ アイテムのプロビジョニングを申請する際、Orchestrator のワークフローを実行して、カタログ内のアイテムをプロビジョニングします。

XaaS アーキテクトは、サポートされているエンドポイントと提供されているワークフローに関連するカスタム リソースを追加し、それらのリソースに基づいて XaaS のブループリントとアクションを作成します。テナント管理者とビジネス グループ マネージャは、XaaS のブループリントとアクションをサービス カタログに追加できます。XaaS ブループリントは、ブループリント デザイナでも使用できます。

サービス カタログ ユーザーがアイテムを申請すると、vRealize AutomationvRealize Orchestrator ワークフローを実行して、カスタム リソースをプロビジョニングします。

図 2. カスタム リソースを変更するためのカスタム リソース アクションの作成と申請
Orchestrator オブジェクト タイプをカスタム リソースとして、Orchestrator ワークフローをリソース アクションとしてマッピングします。ユーザーは、カスタム リソースをプロビジョニングした後、リソース アクションの実行、およびプロビジョニングしたアイテムの変更を申請できます。ユーザーは、プロビジョニング後のアクションを申請する際、Orchestrator でワークフローを実行し、カタログのアイテムを変更します。

また、XaaS アーキテクトは、vRealize Orchestrator ワークフローをリソース アクションとして追加することで、vRealize Automation の機能を拡張することもできます。サービス カタログ ユーザーは、カスタム リソースをプロビジョニングした後、プロビジョニング後のアクションを実行できます。ユーザーはこのように vRealize Orchestrator ワークフローを実行して、プロビジョニング済みカスタム リソースを変更します。

サービス カタログ ユーザーがカタログ アイテムとして XaaS ブループリントまたはリソース アクションを申請すると、XaaS サービスは対応する vRealize Orchestrator ワークフローを実行して、次のデータをグローバル パラメータとしてワークフローに渡します。

表 1. XaaS グローバル パラメータ

パラメータ

説明

__asd_tenantRef

ワークフローを申請するユーザーのテナント

__asd_subtenantRef

ワークフローを申請するユーザーのビジネス グループ

__asd_catalogRequestId

このワークフロー実行に対する、カタログからの申請 ID

__asd_requestedFor

申請のターゲット ユーザー。申請がユーザーの代わりに行われる場合は、ターゲット ユーザーは、ワークフローの申請対象の代わりのユーザーであり、それ以外の場合は、ワークフローを申請しているユーザーになります。

__asd_requestedBy

ワークフローを申請するユーザー

XaaS ブループリントまたはリソース アクションで、ユーザー操作スキーマ要素を含む vRealize Orchestrator ワークフローが使用される場合、ユーザーがサービスを申請すると、ワークフローは自身の実行をサスペンドして、ユーザーによって必須データが指定されるまで待機します。待機中のユーザー操作に対応するには、受信箱 > 手動ユーザー アクション に移動する必要があります。

デフォルトの vRealize Orchestrator サーバ インベントリはすべてのテナントで共有されており、テナントごとに使用することはできません。たとえば、サービス アーキテクトが、クラスタ コンピュート リソースを作成するためのサービス ブループリントを作成する場合、各種テナントのユーザーは、別々のテナントに属していても、すべての vCenter Server インスタンスのインベントリ アイテムを検索する必要があります。

システム管理者は別個に vRealize Orchestrator をインストールするか VMware vRealize ™ Orchestrator Appliance™ を展開することで、外部 vRealize Orchestrator インスタンスを設定して、外部 vRealize Orchestrator インスタンスと連携するように vRealize Automation を構成することができます。

また、システム管理者は、テナントごとに vRealize Orchestrator ワークフロー カテゴリを構成して、各テナントが利用できるワークフローを定義することができます。

さらに、テナント管理者は外部 vRealize Orchestrator インスタンスを構成することもできますが、自身のテナントの分だけしか構成できません。

外部 vRealize Orchestrator インスタンスと vRealize Orchestrator ワークフロー カテゴリを構成する方法については、『vCenter Orchestrator とプラグインの構成』を参照してください。