システムの堅牢性を最大にする必要がある場合は、VMware ガイドラインに従って vRealize Automation システムを高可用性向けに構成します。

vRealize Automation アプライアンス

vRealize Automation アプライアンスは、アプライアンス データベース以外のすべてのコンポーネントに対してアクティブ/ アクティブの高可用性をサポートします。これらのアプライアンスで高可用性を有効にするには、アプライアンスをロード バランサの配下に置きます。詳細については、『vRealize Automation 7.2 のインストール』を参照してください。 リリース 7.0 より、アプライアンス データベース、および vRealize Orchestrator は自動的にクラスタ化され、使用できるようになりました。

vRealize Automation アプライアンス データベース サーバ

アプライアンス データベースは、vRealize Automation アプライアンス内で自動的にクラスタ化されますが、フェイルオーバーは手動操作です。障害が発生した場合は、仮想アプライアンス管理コンソールの vRA 設定 > データベース タブでノードを新しいマスターに昇格する必要があります。

vRealize Automation ディレクトリ管理

vRealize Automation アプライアンスにはユーザー認証をサポートするコネクタが含まれていますが、通常、ディレクトリの同期用にコネクタを 1 つ構成します。同期用に、どのコネクタを選択してもかまいません。ディレクトリ管理の高可用性をサポートするには、セカンダリ vRealize Automation アプライアンスに対応するセカンド コネクタを構成する必要があります。このコネクタは、ID プロバイダに接続して同一の Active Directory を指定します。このように構成すると、1 台目の vRealize Automation Appliance が故障しても、もう一方がユーザー認証の管理を引き継ぎます。

高可用性環境では、すべてのノードで、同一の Active Directory、ユーザー、認証方法などの設定を使用する必要があります。最も直接的な実現方法は、ID プロバイダ ホストとしてロード バランサ ホストを設定し、ID プロバイダをクラスタに昇格させることです。このように構成すると、すべての認証要求はロード バランサに送られ、必要に応じていずれかのコネクタにこの要求が転送されます。

高可用性向けのディレクトリ管理構成の詳細については、vRealize Automation の構成を参照してください。

インフラストラクチャ Web サーバ

インフラストラクチャ Web Server コンポーネントはすべてアクティブ/ アクティブ高可用性をサポートします。これらのコンポーネントで高可用性を有効にするには、コンポーネントをロード バランサ下に置きます。

インフラストラクチャ Manager Service

Manager Service コンポーネントは、アクティブ - パッシブ高可用性をサポートします。このコンポーネントで高可用性を有効にするには、2 つの Manager Service をロード バランサ下に置きます。2 つの Manager Service を同時にアクティブにできないため、クラスタでパッシブ Manager Service を無効にし、Windows サービスを停止します。

アクティブ Manager Service で障害が発生した場合、Windows サービスがロード バランサの下で停止されていない場合は停止します。パッシブ Manager Service を有効にし、Windows サービスをロード バランサの下で再起動します。vRealize Automation 7.2 のインストール のドキュメントを参照してください。

エージェント

エージェントは、アクティブ/ アクティブの高可用性をサポートします。高可用性向けのエージェント構成の詳細については、vRealize Automation 構成のドキュメントを参照してください。ターゲット サービスの高可用性をチェックします。

Distributed Execution Manager ワーカー

ワーカー ロールで実行されている Distributed Execution Manager (DEM) は、アクティブ/ アクティブの高可用性をサポートします。DEM ワーカー インスタンスが失敗すると、DEM Orchestrator は失敗を検出し、DEM ワーカー インスタンスが実行しているワークフローをキャンセルします。DEM ワーカー インスタンスがオンラインに戻ると、DEM Orchestrator がインスタンスのワークフローをキャンセルしたことを検出し、それらのインスタンスの実行を停止します。ワークフローが途中でキャンセルされないようにするには、DEM ワーカー インスタンスを数分オフラインにしてから、そのワークフローをキャンセルします。

Distributed Execution Manager Orchestrator

Orchestrator ロールで実行されている DEM は、アクティブ/ アクティブの高可用性をサポートします。DEM Orchestrator が起動すると、実行中の別の DEM Orchestrator が検索されます。

  • 実行中の DEM Orchestrator インスタンスが見つからない場合は、DEM Orchestrator はプライマリ DEM Orchestrator として実行を開始します。

  • 実行中の別の DEM Orchestrator が見つかった場合は、もう一方のプライマリ DEM Orchestrator を監視して停止を検出します。

  • 停止を検出すると、プライマリ インスタンスとして引き継ぎます。

前のプライマリ インスタンスがもう一度オンラインに戻ると、別の DEM Orchestrator がそのロールをプライマリとして引き継ぎ、プライマリ Orchestrator インスタンスの失敗を監視します。

インフラストラクチャ コンポーネントの MSSQL データベース サーバ

vRealize Automation は、Microsoft SQL Server 2016 でのみ SQL AlwaysON グループをサポートしています。SQL Server 2016 をインストールする場合は、データベースを 100 モードで作成する必要があります。Microsoft SQL Server の古いバージョンを使用する場合は、共有ディスクを使用してフェイルオーバー クラスタ インスタンスを使用します。MSDTC を使用した SQL AlwaysOn グループの構成の詳細については、https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms366279.aspx を参照してください。

vRealize Orchestrator

vRealize Orchestrator の内部の高可用性インスタンスは、vRealize Automation アプライアンス の一部として提供されます。