vRealize Automation を使用すると、Cloud Assembly から vSphere with Tanzu Kubernetes 展開をプロビジョニングし、vSphere 7.x のネイティブ機能を活用して Tanzu Kubernetes クラスタを展開および管理できるため、仮想インフラストラクチャをプロビジョニングおよび管理する際にインフラストラクチャに依存しないレイヤーを利用できます。

Tanzu with vSphere Kubernetes 機能は、vSphere 7.x のネイティブ Kubernetes 機能を利用します。機能するために vRealize Automation PKS 統合は不要です。

前提条件

手順

  1. 適切な vCenter Server クラウド アカウントが Cloud Assembly 内にない場合は、作成します。
  2. [インフラストラクチャ] > [構成] > [Kubernetes ゾーン] の順に選択し、vRealize Automation Cloud Assembly 内で Kubernetes ゾーンを作成または選択します。
    構成済みの適切な既存の Kubernetes ゾーンがあれば使用できますが、管理者は 1 つ以上のスーパーバイザー名前空間をゾーンに追加する必要があります。これらの名前空間は、プロビジョニングされた Tanzu Kubernetes クラスタがゾーン内に作成されるときの基盤となるコンピューティング リソースとして機能します。Kubernetes ゾーンの詳細については、 Cloud Assembly での Kubernetes ゾーンの構成を参照してください。
  3. Cloud Assembly の [インフラストラクチャ] > [管理] > [プロジェクト] ページの [Kubernetes プロビジョニング] タブに移動し、Kubernetes ゾーンを適切なプロジェクトに関連付けます。
  4. 適切な vSphere 7.x クラウド アカウント用にクラスタ プランを作成または選択します。
  5. [デザイン] > [クラウド テンプレート] の順に選択し、適切な Kubernetes ゾーンにアクセスできるプロジェクト用のクラウド テンプレートを作成します。次に、クラウド テンプレート スキームに K8s クラスタ コンポーネントをドラッグし、その名前とクラスタ プランを指定します。
    ワーカー ノードの数を指定することもできます。
  6. クラウド テンプレートを実行します。完了したら、[Cloud Assembly の展開] ページのリソース プロパティで、展開でプロビジョニングされた Tanzu クラスタのアドレスを見つけます。
  7. Cloud Assembly の [インフラストラクチャ] > [構成] > [Kubernetes] ページで、Tanzu クラスタを見つけて詳細を確認します。

結果

Tanzu Kubernetes クラスタは、クラウド テンプレートで指定されたとおりにプロビジョニングされます。

次のタスク

Tanzu クラスタを展開した後、操作に関するオプションがいくつかあります。

  • Cloud Assembly の [リソース] > [展開] ページに移動し、関連する Kubeconfig ファイルを見つけてダウンロードして、プロビジョニングされた Tanzu クラスタにアクセスします。Kubeconfig ファイルを使用すると、展開された Tanzu Kubernetes クラスタを他の準拠する Kubernetes クラスタとして管理できます。
  • Cloud Assembly の [インフラストラクチャ] > [リソース] > [Kubernetes] ページで、Tanzu クラスタを見つけて詳細を確認できます。
  • 新しい名前空間を作成するには、Cloud Assembly の [インフラストラクチャ] > [リソース] > [Kubernetes] ページの [名前空間] タブに移動し、[新しい名前空間] をクリックして、該当する Tanzu クラスタに名前空間を作成します。名前空間が [Kubernetes] ページの [名前空間] タブに表示されていることを確認することで、名前空間が作成されたことを確認できます。