クラウド管理者は、チームが vRealize Automation クラウド テンプレートを展開するアカウント リージョンの Microsoft Azure クラウド アカウントを作成できます。
vRealize Automation での Microsoft Azure クラウド アカウントの使用事例を確認するには、「WordPress のエンドツーエンドの使用事例」を参照してください。
前提条件
- 必要な管理者認証情報を持っていること、およびポート 443 での HTTPS アクセスを有効にしてあることを確認します。vRealize Automationでクラウド アカウントを使用するために必要な認証情報を参照してください。
- 必要なユーザー ロールがあることを確認します。vRealize Automation のユーザー ロールについてを参照してください。
- vRealize Automation で使用する Microsoft Azure アカウントを構成します。Cloud Assemblyで使用するための Microsoft Azure の構成を参照してください。
- 外部インターネットにアクセスできない場合は、インターネット サーバ プロキシを構成します。vRealize Automation のインターネット プロキシ サーバの構成方法を参照してください。
手順
結果
アカウントが vRealize Automation に追加され、選択したリージョンが指定したクラウド ゾーンで使用可能になります。
次のタスク
このクラウド アカウントのインフラストラクチャ リソースを作成します。
Azure クラウド アカウントをクラウド テンプレートに追加するときは、必要に応じて可用性セットを再利用できます。サブスクリプションには、可用性セットは 2,000 まで、仮想マシンは 25,000 台までという制限があります。そのため、できるだけ可用性セットを再利用することには意味があります。展開による可用性セットの使用方法の制御に使用できる YAML プロパティは 2 つあります。availabilitySetName
プロパティを使用すると、使用する可用性セットを指定できます。2 つ目のプロパティは doNotAttachAvailabilitySet
で、デフォルトでは false に設定されています。このプロパティを true に設定すると、vRealize Automation が作成する展開には可用性セットが含まれません。
仮想マシンにロード バランサを接続して使用する場合、可用性セットを含まない展開を作成することはできません。
次の表は、クラウド テンプレートでリソース グループと可用性セットが指定されているかどうかに応じて vRealize Automation がどのように動作するかを示します。
可用性セットは、リソース グループに含まれない状態で存在することはできません。リソース グループ内の可用性セットには、一意の名前が必要です。可用性セットは、属するリソース グループが異なる場合に限り、同じ名前を付けることができます。
リソース グループ名を指定しない場合、vRealize Automation は新しいリソース グループを作成します。そのため、名前が渡された場合でも新しい可用性セットを作成する必要があります。新しいセットには、渡された名前が使用されます。
リソース グループが指定された | 可用性セットが指定された | 結果 |
---|---|---|
いいえ | いいえ | vRealize Automation は、仮想マシン向けに新しいリソース グループと新しい可用性セットを作成します。 |
はい | いいえ | vRealize Automation は、仮想マシン向けに既存のリソース グループを再利用し、新しい可用性セットを作成します。 |
いいえ | はい | vRealize Automation は、指定された名前の新しいリソース グループと新しい可用性セットを作成します。 |
はい | はい | vRealize Automation は、既存のリソース グループを再利用します。指定された名前の可用性セットがすでにそのグループ内にある場合、その可用性セットも再利用されます。指定された名前の可用性セットがグループ内にない場合は、その名前で新しい可用性セットが作成されます。 |
Cloud Assembly は、展開された仮想マシンの Azure ディスク スナップショットをサポートします。詳細については、vRealize Operations Manager における Microsoft Azure 仮想マシン ディスクのスナップショットの操作を参照してください。
Cloud Assembly では、Azure 展開のためにいくつかの起動診断オプションがサポートされています。起動診断では、Azure 仮想マシンのデバッグがサポートされ、ログ情報および関連するスクリーンショットが収集されます。詳細については、Microsoft Azure 仮想マシンでの起動診断とログ分析の使用を参照してください。