vRealize Automation ノードまたはクラスタの IP アドレスの変更

vRealize Automation ノードまたはクラスタの IP アドレスは変更することができます。

たとえば、展開された vRealize Automation 環境をより便利な vCenter Server に移行したり、vRealize Automation フェイルオーバーをサポートしたりする場合があります。

vRealize Automation 管理者は、次の手順を使用して、vRealize Automation ノードまたはクラスタに新しい IP アドレスを設定し、サービスを新しい IP アドレスに再展開できます。

注： vRealize Automation ノードまたはクラスタの IP アドレスの変更を続行する前に、ノードまたはクラスタが健全な状態であることを確認する必要があります。健全な状態でないノードまたはクラスタでこの手順を実行すると、解決が非常に困難な問題が発生する可能性があります。

この手順では、vRealize Automation を特定の連続した方法で再起動します。vRealize Automation のシャットダウンと再起動の関連情報については、vRealize Automation の起動と停止を参照してください。

1. 次のコマンドを使用して、vRealize Automation ノードまたはクラスタが健全な状態であることを確認します。

   vracli service status

2. vRealize Automation が健全な状態である場合は、次のコマンドを使用して、ノードまたはクラスタ アプライアンスの代替 IP アドレスを設定します。

   vracli network alternative-ip set --dns DNSIPaddress1,DNSIPaddress2 IPV4_address Gateway_IPV4_address

   クラスタを使用している場合は、クラスタ内の該当する各ノードの代替 IP アドレスを設定します。

3. 次のコマンドを使用して、サービスをシャットダウンします。

   /opt/scripts/deploy.sh –shutdown

4. 必要に応じて、vRealize Automation のフェイルオーバーまたは移行操作を実行します。VMware Site Recovery Managerに関する情報と、社内での実行手順およびプラクティスを参照してください。
5. 次のコマンドを使用して、vRealize Automation の IP アドレスを変更します。

   vracli network alternative-ip swap

   vRealize Automation クラスタを使用している場合は、クラスタ内の各ノードの IP アドレスを変更する必要があります。

6. 次のコマンドを使用して、vRealize Automation を再起動します。

   shutdown -r now

   vRealize Automation クラスタを使用している場合は、クラスタ内の各ノードを再起動する必要があります。

7. 次のコマンドを使用して、vRealize Automation サービスを再展開します。

   /opt/scripts/deploy.sh

vRealize Automation を再起動し、サービスの再展開が実行されたら、新しい IP アドレスで vRealize Automation を使用できるようになります。