クラウド管理者は、各クラウド ゾーン内でインフラストラクチャ リソースと展開の最適化を監視および管理することができます。リアルタイム情報を可視化し、サポートするリソースの推奨アクションを確認することで、プロジェクトの所有者がリソース キャパシティを管理し、展開を最適化できるよう、プロアクティブにサポートすることができます。
[情報] ダッシュボードを使用して、管理するプロジェクト内のクラウド ゾーンで、リソースと展開のメトリック データを確認できます。vRealize Automation と統合 vRealize Operations Manager アプリケーションの組み合わせから提供されるこの情報を使用して、メモリや CPU などに対して必要な調整を加えます。また、情報をチームと共有して、チームが適切な情報に基づいて必要な調整を行えるようにすることもできます。
[情報] ダッシュボードでは、再利用可能なリソース キャパシティがクラウド ゾーン内の展開に含まれている場合、該当するプロジェクト所有者の一部または全員に連絡することができます。クラウド ゾーンの [情報] には、プロジェクトと展開の再利用可能なキャパシティが表示されます。
連絡を受けたプロジェクト所有者は、展開の [アラート] 画面で通知を確認できます。通知には、プロジェクト所有者の名前と、最適化可能な各展開の名前(およびそのリンク)が含まれています。
[情報] ダッシュボードは vSphere および VMware Cloud on AWS クラウド ゾーンで使用できます。このダッシュボードを使用するには、クラウド アカウントが vRealize Automation と vRealize Operations Manager の両方で構成されていて、vRealize Operations Manager で監視されている必要があります。
前提条件
- vRealize Automation の vRealize Operations Manager メトリックを使用したリソース管理と展開の最適化を確認します。
- vRealize Automation クラウド管理者認証情報を持っていること、およびポート 443 での HTTPS アクセスを有効にしてあることを確認します。vRealize Automation でクラウド アカウントを使用するために必要な認証情報を参照してください。
- vRealize Automation クラウド管理者ユーザー ロールが割り当てられていることを確認します。vRealize Automation のユーザー ロールについてを参照してください。
- vRealize Operations Manager との vRealize Automation 統合を構成します。
- vRealize Operations Manager で vRealize Automation アダプタを構成します。
vRealize Operations Manager および収集されたリソース キャパシティ メトリックについて
vRealize Operations Manager は、ユーザーおよびユーザーがサポートするチームが vRealize Automation で使用するものと同じインフラストラクチャ リソースのキャパシティ メトリックを収集します。vRealize Automation を vRealize Operations Manager と統合することで、各クラウド ゾーン内の [インサイト] ダッシュボードに、管理対象プロジェクトごとの vRealize Operations Manager メトリック データが表示されます。
- キャパシティに対する CPU 使用率 (%)
- キャパシティに対するメモリ使用率 (%)
- キャパシティに対するストレージ使用率 (%)
- 算出された CPU およびメモリに対する需要の履歴および予測される需要
- マシンのサイズ変更や削除といったリソースの再利用によって最適化できるクラウド ゾーン内の展開の一部または全部の所有者に連絡するためのオプション。最適化データは日付順に計算されます。
[情報] ダッシュボードは vSphere のリソースに対して使用できます。
トレンド ウィジェットには、クラウド ゾーン(クラスタやホストなど)のコンピューティング コンポーネント、CPU キャパシティに対する CPU 使用量 (GHz)、およびメモリキャパシティに対するメモリ使用量 (GB) が表示されます。
アラートを使用するために必要なロールに関する情報は、vRealize Automation のカスタム ユーザー ロールに記載されています。
関連情報については、vRealize Automation の vRealize Operations Manager メトリックを使用したリソース管理と展開の最適化を参照してください。
手順
- Cloud Assembly で、 の順にクリックして、クラウド ゾーンを選択します。
- [情報] タブをクリックし、情報ダッシュボードを確認します。
次の例では、クラウド ゾーンのプロジェクトで使用されているリソースの CPU、メモリ、およびストレージ キャパシティの情報を示します。
- 最適化可能な展開についてプロジェクト所有者に通知するには、[プロジェクト] セクションの [所有者に問い合わせ] をクリックします。通知は [アラート] タブ画面に表示されます。
- プロジェクトの各展開に関する最適化情報を取得するには、[続行] をクリックします。
プロジェクトに最適化可能な展開が含まれている場合は、その情報が Cloud Assembly [アラート] タブでプロジェクト所有者に通知されます。
- 最適化可能な展開の数を示すメッセージが表示されます。
これらのリソースと展開に関する通知情報は、Cloud Assembly[アラート] タブでプロジェクト所有者に表示されます。この例では、通知情報に最適化可能な各展開の名前とリンクが含まれています(次の例を参照)。
次の手順
[インサイト] ダッシュボードから取得した情報を使用して、管理するリソースに必要な調整を加えます。[アラート] 画面を開き、追加情報、推奨アクション、最適化可能な展開のリンクを取得します。vRealize Automation のリソース キャパシティ、パフォーマンス、可用性を管理するためのアラートの使用方法を参照してください。