プロバイダ管理者およびテナント管理者は、拡張性サブスクリプションを作成して vRealize Orchestrator ワークフローにアクセスすることができます。vRealize Orchestrator ワークフローは、アプリケーションの特定のライフサイクル フェーズに対応するイベント トピックのサブスクリプションがある場合に、イベントに基づいてトリガされます。

拡張性サブスクリプションの特性は、サブスクリプションの作成者がプロバイダ管理者とテナント管理者のどちらであるかによって異なります。

  • テナント管理者はサブスクリプションを作成できますが、組織範囲を指定することはできません。このサブスクリプションは、テナントによってトリガされたイベントでのみ有効になります。
  • プロバイダ管理者はサブスクリプションを作成し、プロバイダ範囲を指定することができます。サブスクリプションはテナント サブスクリプションまたは非マルチテナント環境の場合と同様に動作します。サブスクリプションは、プロバイダで発生したイベントに基づいて有効になります。
  • プロバイダはサブスクリプションを作成し、テナントスコープを指定できます。サブスクリプションは、任意のテナントで発生したイベントに基づいて有効になります。プロバイダで発生したイベントによってサブスクリプションが有効になることはありません。

サブスクリプションは、特定のイベントに基づいて vRealize Orchestrator ワークフローをトリガします。サブスクリプションによって拡張性アクションが呼び出されることはありません。現在、特定のプロバイダ組織でサポートされる vRealize Orchestrator インスタンスは 1 つのみです。イベント、イベント トピック、およびサブスクリプションの詳細については、拡張性に関する用語を参照してください。

前提条件

展開に合わせてテナントと仮想プライベート ゾーンを構成します。

手順

  1. vRealize Automation の [サブスクリプション] 画面に移動して、[新しいサブスクリプション] をクリックします。
  2. サブスクリプションの [名前][説明] を入力します。
  3. [サブスクリプションの有効化] ラジオ ボタンがオンになっていることを確認します。
    サブスクリプションをすぐにアクティブにしない場合は、このボタンをオフの位置のままにします。
  4. プロバイダ管理者である場合は、適切な [組織の範囲] を選択します。
    組織の範囲には、プロバイダまたはテナントのいずれかを選択できます。テナントを選択した場合、プロジェクト範囲はいずれかのプロジェクトになり、変更できません。プロバイダを選択した場合は、[サブスクリプション] ページの下部の選択内容を使用してプロジェクト範囲を指定できます。
  5. サブスクライブする [イベント トピック] を選択します。
  6. 1 つ以上のワークフローを選択します。

結果

プロバイダとテナントには、Cloud Assembly の [イベント] 画面で、特定の展開に対して返されたイベントが表示されます。表示される結果は、ロールと組織範囲によって異なります。
  • 組織範囲がプロバイダの場合、プロバイダには、同じプロバイダ組織内のアクションに基づくイベントが表示されます。
  • 組織範囲がテナントの場合、テナントにはイベントが表示されますが、プロバイダには表示されません。イベントは常に発行者の組織内で発生します。
  1. Cloud Assembly で [拡張性] > [イベント] を選択します。
  2. [イベント] 画面の [検索] ボックスに、イベントを表示する展開 ID を入力します。

この画面には、検索条件と一致するイベントが表示されます。