Cloud Assemblyの拡張性アクションで使用される Python スクリプトと依存関係を含む ZIP パッケージを作成できます。

拡張性アクション用のスクリプトを作成するには、次の 2 つの方法があります。

  • Cloud Assembly の拡張性アクション エディタでスクリプトを直接記述する。
  • ローカル環境でスクリプトを作成し、関連する依存関係とともに ZIP パッケージに追加する。

ZIP パッケージを使用すると、Cloud Assembly にインポートして拡張性アクションで使用できる、アクション スクリプトと依存関係の事前構成済みテンプレートをカスタムで作成できます。

さらに、ZIP パッケージは、環境でインターネット アクセスが利用できない場合など、アクション スクリプトの依存関係に関連付けられているモジュールを Cloud Assembly サービスで解決できないシナリオで使用できます。

また、ZIP パッケージを使用して、複数の Python スクリプト ファイルを含む拡張性アクションを作成することもできます。複数のスクリプト ファイルを使用すると、拡張性アクション コードの構造を編成するのに役立ちます。

前提条件

Python 3.3 以前を使用している場合は、PIP パッケージ インストーラをダウンロードして構成します。「Python パッケージ インデックス」を参照してください。

手順

  1. ローカル マシンで、アクション スクリプトと依存関係用のフォルダを作成します。
    たとえば、 /home/user1/zip-action です。
  2. メインの Python アクション スクリプトをフォルダに追加します。
    たとえば、 /home/user1/zip-action/main.py です。
  3. (オプション) Python スクリプトの依存関係をフォルダに追加します。
    1. 依存関係を含む requirements.txt ファイルを作成します。「要件ファイル」を参照してください。
    2. Linux シェルを開きます。
      注: Cloud Assemblyでのアクションベースの拡張性のランタイムは、Linux ベースです。したがって、Windows 環境でコンパイルされた Python の依存関係によって、生成された ZIP パッケージが拡張性アクションの作成に使用できなくなる可能性があります。そのため、Linux シェルを使用する必要があります。
    3. 次のコマンドを実行して、requirements.txt ファイルをスクリプト フォルダにインストールします。
      pip install -r requirements.txt --target=home/user1/zip-action
  4. 割り当てられたフォルダで、スクリプト要素と requirements.txt ファイル(該当する場合)を選択して、ZIP パッケージに圧縮します。
    注: スクリプトおよび依存関係要素は両方とも、ZIP パッケージのルート レベルに保存する必要があります。Linux 環境で ZIP パッケージを作成すると、パッケージのコンテンツがルート レベルに保存されないという問題が発生することがあります。この問題が発生した場合は、コマンドライン シェルで zip -r コマンドを実行して、パッケージを作成してください。
    cd your_script_and_dependencies_folder
    zip -r ../your_action_ZIP.zip *

次のタスク

ZIP パッケージを使用して、拡張性アクション スクリプトを作成します。 拡張性アクションの作成方法を参照してください。