ネットワーク プロファイルが、外部 IP アドレス管理統合を使用する vRealize Automation クラウド テンプレートで使用されている場合、オンデマンド ネットワークの IP アドレスのブロックをサポートするようにこのネットワーク プロファイルを設定できます。
特定の外部 IP アドレス管理プロバイダに既存の統合を使用すると、外部 IP アドレス管理システムに新しいネットワークを作成するようにオンデマンド ネットワークをプロビジョニングすることができます。
このプロセスを使用して、親 CIDR を指定する代わりに、IP アドレスのブロックを構成します(vRealize Automation の内部 IP アドレス管理を使用する場合と同様)。IP アドレス ブロックは、新しいネットワークをセグメント化するためにオンデマンド ネットワークのプロビジョニング中に使用されます。統合でオンデマンド ネットワークがサポートされている場合は、外部 IP アドレス管理プロバイダから IP アドレス ブロックのデータが収集されます。たとえば、Infoblox IP アドレス管理統合を使用している場合、IP アドレス ブロックは Infoblox ネットワーク コンテナを表します。
- 外部 IP アドレス管理プロバイダにネットワークが作成されます。
- vRealize Automation にもネットワークが作成され、CIDR やゲートウェイ プロパティなどの設定を含む新しいネットワーク設定が IP アドレス管理プロバイダから反映されます。
- 展開された仮想マシンの IP アドレスは、新しく作成されたネットワークから取得されます。
このオンデマンド ネットワークの例では、クラウド テンプレート展開において外部 IP アドレス管理プロバイダとして Infoblox を使用することにより、vSphere からオンデマンド ネットワークにマシンをプロビジョニングできるように、ネットワーク プロファイルを構成します。
関連情報については、vRealize Automation で外部 IP アドレス管理統合用の既存ネットワークをサポートするようにネットワーク プロファイルを設定する方法を参照してください。どちらのネットワーク設定の例も、チュートリアル:vRealize Automation 用 VMware Cloud on AWS の構成に示されている、外部 IP アドレス管理統合用のベンダー固有のワークフロー全体に適合します。
前提条件
次の前提条件は、ネットワーク プロファイルを作成または編集するユーザーに適用されますが、IP アドレス管理統合を含むクラウド テンプレート展開で使用する場合は、ネットワーク プロファイル自体が適用されます。ベンダー固有の IP アドレス管理統合ポイントについては、vRealize Automation での外部 IP アドレス管理統合の構成方法を参照してください。
この一連の手順は、IP アドレス管理プロバイダの統合ワークフローのコンテキストの一部として表示されます。チュートリアル:vRealize Automation のプロバイダ固有の外部 IP アドレス管理統合の構成を参照してください。
- クラウド管理者権限が付与されていることを確認します。vRealize Automation でクラウド アカウントを使用するために必要な認証情報を参照してください。
- クラウド管理者ユーザー ロールが割り当てられていることを確認します。vRealize Automation のユーザー ロールについてを参照してください。
- Infoblox や Bluecat などの外部 IP アドレス管理プロバイダにアカウントがあること、IP アドレス管理プロバイダに組織のアカウントへの適切なアクセス認証情報があることを確認します。このワークフローの例では、IP アドレス管理プロバイダは Infoblox です。
- IP アドレス管理プロバイダの IP アドレス管理統合ポイントがあること、および IP アドレス管理統合を作成するために使用される IP アドレス管理パッケージがオンデマンド ネットワークをサポートしていることを確認します。vRealize Automation での Infoblox 用外部 IP アドレス管理統合の追加を参照してください。
Infoblox IP アドレス管理パッケージがオンデマンド ネットワークをサポートしていても、使用しているのが別のプロバイダの外部 IP アドレス管理統合である場合は、その IP アドレス管理統合パッケージがオンデマンド ネットワークをサポートしていることを確認してください。
手順
結果
ネットワーク プロファイルが作成され、指定した外部 IP アドレス管理統合を使用してオンデマンド ネットワークをプロビジョニングする際に使用できるようになります。次のサンプル クラウド テンプレートは、この新しいネットワーク プロファイルで定義されているネットワークに展開する単一のマシンを示しています。
formatVersion: 1
inputs: {}
resources:
Cloud_Machine_1:
type: Cloud.Machine
properties:
image: ubuntu
flavor: small
networks:
- network: '${resource.Cloud_Network_1.id}'
assignment: static
Cloud_Network_1:
type: Cloud.Network
properties:
networkType: private
constraints:
- tag: infoblox_ondemandA
networkCidr
を使用して、ネットワークの CIDR を手動で設定できます。これにより、CIDR を手動で設定し、関連付けられたネットワーク プロファイルで指定されている IP アドレス ブロックとサブネット サイズの設定をオーバーライドすることができます。
Cloud_Network_1: type: Cloud.Network properties: networkCidr: 10.10.0.0/16