vRealize Automation Code Stream™ は、継続的インテグレーションおよび継続的デリバリ (CICD) ツールです。DevOps ライフサイクルでソフトウェア リリース プロセスをモデル化したパイプラインを作成することにより、ソフトウェアを迅速かつ継続的に配信するコード インフラストラクチャを作成できます。
vRealize Automation Code Stream を使用してソフトウェアを配信すると、DevOps ライフサイクルの最も重要な部分のうち、リリース プロセスと開発者ツールの 2 つを統合できます。初期セットアップは vRealize Automation Code Stream を既存の開発ツールと統合し、これが終わると、パイプラインは DevOps ライフサイクル全体を自動化します。
vRealize Automation 8.2 以降、ブループリントは VMware Cloud Templates という名称に変更されました。
ソフトウェアをビルド、テスト、およびリリースするパイプラインを作成します。 vRealize Automation Code Stream は、このパイプラインを使用して、ソフトウェアをソース コード リポジトリから、テストを経て本番環境に進めます。
vRealize Automation Code Stream でコードをネイティブにビルド、統合、および配信することを計画する で、継続的インテグレーションおよび継続的デリバリ パイプラインの計画の詳細を確認できます。
vRealize Automation Code Stream 管理者による vRealize Automation Code Stream の使用方法
管理者としてエンドポイントを作成し、開発者が作業インスタンスを使用できるようにします。パイプラインの作成、トリガ、管理などを行うことができます。vRealize Automation Code Stream でユーザー アクセスと承認を管理する方法に記載されているように、Administrator
ロールが付与されています。
開発者へのサポート | 実行できる操作 |
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環境を提供および管理します。 | 開発者がコードをテストして展開するための環境を構築します。
詳細については、vRealize Automation Code Stream 管理者および開発者向けのその他のリソースを参照してください。 また、vRealize Automation Code Stream を使用するためのチュートリアルも参照してください。 |
エンドポイントを指定します。 | エンドポイントのインスタンスが正常に機能していて、開発者が自身のパイプラインに接続できることを確認します。 |
他のサービスへの統合を提供します。 | 他のサービスへの統合が機能していることを確認します。 詳細については、vRealize Automation ドキュメントを参照してください。 |
パイプラインを作成します。 | リリース プロセスをモデル化するパイプラインを作成します。 詳細については、vRealize Automation Code Stream でのパイプラインの作成と使用を参照してください。 |
パイプラインをトリガします。 | イベントが発生したときにパイプラインが実行されていることを確認します。
詳細については、vRealize Automation Code Stream でのパイプラインのトリガを参照してください。 |
パイプラインと承認を管理します。 | パイプラインで最新の状態を維持します。
詳細については、vRealize Automation Code Stream でのユーザー操作と承認についてを参照してください。 また、vRealize Automation Code Stream でカスタム ダッシュボードを使用してパイプラインのキー パフォーマンス インジケータを追跡する方法も参照してください。 |
開発者環境の監視を行います。 | パイプラインのステータス、トレンド、メトリック、および主要インジケータを監視するカスタム ダッシュボードを作成します。カスタム ダッシュボードを使用して、開発環境で合格または失敗したパイプラインを監視します。使用率の低いリソースを特定してレポートし、リソースを解放することもできます。 また、以下を表示することもできます。
詳細については、vRealize Automation Code Stream でのパイプラインの監視を参照してください。 |
問題のトラブルシューティングを行います。 | 開発者環境でパイプラインの障害をトラブルシューティングして解決します。
また、リリース プロセスをモデリングするための vRealize Automation Code Stream の設定も参照してください。 |
vRealize Automation Code Stream は vRealize Automation の一部です。 vRealize Automation Code Stream は次と統合されます。
- vRealize Automation Cloud Assembly を使用して、クラウド テンプレートを展開します。
- vRealize Automation Service Broker を使用して、カタログからクラウド テンプレートを取得します。
その他に実行できることについては、VMware vRealize Automation ドキュメントを参照してください。
開発者による vRealize Automation Code Stream の使用方法
開発者がパイプラインをビルドおよび実行し、ダッシュボードでパイプライン アクティビティを監視するには、 vRealize Automation Code Stream を使用します。vRealize Automation Code Stream でユーザー アクセスと承認を管理する方法に記載されているように、User
ロールが付与されています。
パイプラインを実行したら、次のことを確認してください。
- パイプラインのすべての段階でコードが正常に完了したかどうか。確認するには、パイプラインの実行結果を調べます。
- パイプラインが失敗した場合、どうすればよいか、および失敗した原因は何か。確認するには、パイプライン ダッシュボードで上位のエラーを調べます。
コードを統合してリリースするには | 実行する操作 |
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パイプラインをビルドします。 | コードをテストして展開します。 パイプラインが失敗したときにコードを更新します。 |
パイプラインをエンドポイントに接続します。 | パイプライン内のタスクを、GitHub リポジトリなどのエンドポイントに接続します。 |
パイプラインを実行します。 | ユーザー操作承認タスクを追加して、別のユーザーが特定の時点でパイプラインを承認できるようにします。 |
ダッシュボードを表示します。 | パイプライン ダッシュボードに結果を表示します。トレンド、履歴、障害などが表示されます。 |
作業を開始するための詳細については、VMware Code Stream スタート ガイドを参照してください。
製品内サポート パネルで詳細なドキュメントを参照してください
ここで必要な情報が見つからない場合は、製品内にあるヘルプを参照できます。
- ユーザー インターフェイスの Signpost およびツールチップをクリックして表示し、任意のタイミングと場所でコンテキスト固有の必要な情報を取得します。
- [製品内サポート] パネルを開き、[アクティブなユーザー インターフェイス] 画面に表示されるトピックを参照します。パネルで検索して、質問に対する回答を取得することもできます。
Webhook の詳細
Webhook の構成画面で同じ Git エンドポイントを使用して、ブランチ名に別の値を指定することにより、複数のブランチに対して複数の Webhook を作成できます。同じ Git リポジトリ内の別のブランチに別の Webhook を作成する際に、複数のブランチに対して Git エンドポイントのクローン作成を複数回行う必要はありません。代わりに、Webhook 内でブランチ名を指定すれば、Git エンドポイントを再利用できるようになります。Git Webhook のブランチがエンドポイントのブランチと同じである場合は、Git Webhook 画面でブランチ名を入力する必要はありません。