パイプライン ダッシュボードには、特定のパイプラインの実行結果が表示されます。トレンド、発生数の多い障害、正常に完了した変更などです。パイプラインを作成すると、 Code Stream がパイプライン ダッシュボードを作成します。
このダッシュボードには、パイプラインの実行結果を表示するウィジェットが含まれています。
パイプライン実行ステータス数ウィジェット
一定期間内に実行されたパイプラインの総数を、完了、失敗、キャンセル済みのステータスでグループ化して表示できます。より長い期間または短い期間でのパイプラインの実行ステータスの変化を確認するには、表示期間を変更します。
パイプライン実行の統計ウィジェット
パイプライン実行の統計には、一定期間内でのパイプラインのリカバリ、デリバリ、または失敗までの平均時間が含まれます。
次の各状態は、すべてのパイプライン実行に適用されます。
- 完了
- 失敗
- 待機中
- 実行中
- キャンセル済み
- キューに格納済み
- 未開始
- ロールバック中
- ロールバックが完了しました
- ロールバックに失敗しました
- 一時停止中
測定対象... | 詳しい内容... |
---|---|
CI の平均 | 継続的な統合フェーズでかかった平均時間(CI タスク タイプで、時間単位で測定)。 |
平均デリバリ時間 (MTTD) | 一定期間内に完了したすべての実行の平均時間。D1、D2 などは、完了した各実行のデリバリにかかった時間です。 |
デリバリ間の平均時間 (MTBD) | 一定期間内の成功したデリバリ間の平均経過時間。2 つの連続する完了した実行の間の経過時間は、成功したデリバリ間の時間です(BD1、BD2 など)。MTBD は、本番環境が更新される頻度を示します。 |
平均失敗時間 (MTTF) | 一定期間内に FAILED、ROLLBACK_COMPLETED、または ROLLBACK_FAILED 状態で終了した実行の平均実行時間。F1、F2 などは、実行が FAILURE、ROLLBACK_COMPLETED、または ROLLBACK FAILED で終了するまでの時間です。 |
平均リカバリ時間 (MTTR) | 一定期間内の失敗からリカバリまでの平均時間。失敗からリカバリまでの時間は、最終的なステータスが FAILED、ROLLBACK_COMPLETED、または ROLLBACK_FAILED である実行から、その直後に COMPLETED ステータスで成功した実行までの経過時間です。R1、R2 などは、FAILED または ROLLBACK_FAILED の各実行からリカバリまでの時間です。 |
上位の失敗ステージ ウィジェットおよび上位の失敗タスク ウィジェット
2 つのウィジェットに、パイプライン内で失敗が上位のステージとタスクが表示されます。各測定値は、各パイプラインおよびプロジェクトの開発環境および開発後環境での失敗発生数と割合を示します(1 週間または 1 か月の平均)。上位の障害を表示して、リリース自動化プロセスの問題のトラブルシューティングを行います。
たとえば、過去 7 日間などの特定期間に失敗したタスクを表示するように設定して、その期間に失敗した上位のタスクを確認できます。環境またはパイプラインを変更してから、再びパイプラインを実行する場合、過去 14 日間などの長い期間にわたって失敗した上位のタスクを確認すると、変更された可能性があることがわかる場合があります。その場合、リリースの自動化プロセスの変更によって、パイプラインの実行の成功率が向上したことがわかります。
パイプライン実行時間のトレンド ウィジェット
パイプライン実行時間のトレンドには、一定期間内の MTTD、MTTF、MTBD、および MTTR が表示されます。
パイプライン実行のトレンド ウィジェット
パイプライン実行のトレンドには、一定期間内のパイプラインの日別の総実行数がステータスごとにグループ化されて示されます。現在の日付を除いて、ほとんどの日次集計では、COMPLETED および FAILED の実行のみが表示されます。