Service Broker では、カタログ内のコンテンツを表すアイコンをカスタマイズできます。また、カタログ アイテムに展開されたインスタンスの数を制限することも、インポートされたテンプレートの申請フォームをカスタマイズすることもできます。申請フォームをカスタマイズするときに、カタログ アイテムを申請するユーザーが値を入力できるようにする入力パラメータを設計することもできます。カスタム オプションのフォームでの表示形式をカスタマイズできます。

指定したアイコンにより、ユーザーとカタログ利用者は、視覚的なキューを使用して特定のアイテムを識別できます。カスタム アイコンのみが必要な場合は、フォームをカスタマイズする必要はありません。また、カスタム フォームを作成するときにアイコンをカスタマイズする必要もありません。

カスタム フォームを作成するときには、この使用事例の例として WordPress クラウド テンプレートが使用されます。申請フォームをカスタマイズしない場合は、パラメータの単純なリストになります。次の例を参照してください。

デフォルトの WordPress 申請フォーム。

この使用例では、次のオプションをカスタマイズします。

  • WordPress のクラスタ サイズの最大数を 5 から 3 に減らす。
  • ノード サイズに基づいて OS を指定する。たとえば、サイズが Small の場合、オペレーティング システムは coreos になります。サイズが Medium の場合、オペレーティング システムは Ubuntu になります。
  • MySQL のデータ ディスク サイズの値を 5 に設定して、申請ユーザーに対しオプションを非表示にする。

前提条件

  • アイコンを追加するには、イメージのサイズが 100 KB 未満であることを確認します。最適なサイズは 100 x 100 ピクセル以下です。
  • この使用事例では、WordPress の使用事例のクラウド テンプレートが Cloud Assembly からインポートされたか、入力パラメータを含むクラウド テンプレートまたはテンプレートがあることを前提としています。

手順

  1. [コンテンツとポリシー] > [コンテンツ] の順に選択します。
  2. WordPress クラウド テンプレートを特定し、名前の左側にあるメニューをクリックして、[アイテムの設定] を選択します。
    1. このカタログ アイテムの展開インスタンスの最大数を設定します。
      1 より大きい値を選択すると、 [展開数] フィールドが申請フォームに追加されます。このオプションを使用すると、申請中のユーザーが一括展開を実行できます。
    2. カスタム アイコンを追加します。
    カスタム アイコンのみが必要な場合は、ここで停止できます。
  3. WordPress クラウド テンプレートを特定し、名前の左側にあるメニューをクリックして、[フォームのカスタマイズ] を選択します。
    クラウド テンプレートに入力プロパティがある場合は、左側の [申請の入力] ペインに表示され、キャンバスに追加されます。
    WordPress のカスタム フォーム デザイナ キャンバス。
  4. 次の表で指定された値を使用して、フォームを編集します。
    スクリーンショットのこのフィールドに対応 表示 制約
    WordPress のクラスタ サイズ
    最大値
    • 値のソース = 定数
    • 最大値 = 3
    イメージまたは OS の選択

    デフォルト値

    • 値のソース = 条件値
    • 式 =

      値の設定 = coreos

      階層マシン サイズが small と等しい場合

    • 式 =

      値の設定 = ubuntu

      階層マシン サイズが medium と等しい場合

    MySQL のデータ ディスク サイズ

    可視性

    • 値のソース = 定数
    • 表示 = いいえ

    デフォルト値

    • 値のソース = 定数
    • デフォルト値 = 5
  5. フィールドをクリックしてドラッグし、フォーム上で調整し直します。
  6. カスタム フォームを有効にするには、[有効化] をクリックします。
    カスタム フォームを有効にする。
  7. [保存] をクリックします。

結果

これで、申請フォームは次の例のようになります。

カスタマイズされた WordPress の申請フォーム。

[WordPress クラスタ サイズ] フィールドがエラーを示していることがわかります。制限は 3 ですが、ユーザーが 4 と入力しました。

次のタスク

カタログ内のアイテムを申請し、表示内容や動作が希望した通りの内容であることを確認します。