vRealize Automation 8 移行アシスタントには、展開に関して次の制限事項があります。
- 展開の移行は、移行が成功しても失敗しても元に戻せません。展開の移行を再試行することはできません。移行サービスによって作成されたプランをオンボーディング サービスで再実行できます。オンボーディング サービスを使用して再実行した場合、展開の所有者、リース、および履歴は移行されません。
- コスト情報の履歴は、展開と共に移行されることはありません。価格設定とコストの詳細については、価格設定カードとはを参照してください。
- オンデマンド ネットワークがある展開については、IP アドレス管理によって管理されている IP アドレスを含む展開を移行した後、移行した展開を vRealize Automation 8 から削除する場合は、関連付けられている IP アドレスも Infoblox から手動で削除する必要があります。
- vRealize Automation 8 に移行した後、すべての IP アドレス管理情報が移行されます。ただし、展開に外部ネットワーク プロファイルのみが含まれる場合には、展開の削除などの Day2 操作を行うと、IP アドレスが外部 IP アドレス管理から解放されます。展開にオンデマンド ネットワークが含まれている場合は、IP アドレス管理から IP アドレスを手動で削除する必要があります。回避策として、IP アドレスを IP アドレス管理から削除するサブスクリプションを作成できます。
- 移行元の展開にロード バランサが含まれ、マシンに接続されていない既存のネットワークに対して構成されている場合、外部ネットワークは移行されず、移行時に IP アドレスは割り当てられません。
- 「展開の更新」機能は、vSphere マシン コンポーネントを含む展開でのみ機能します。他のコンポーネント タイプ(ネットワーク、AWS マシン、Azure マシンなど)を含む展開で「展開の更新」アクションを実行すると、展開コンポーネントの再作成が試みられます。
- vRealize Automation 7 は、Azure エンドポイントからデータを収集せず、vRealize Automation 7 外で Azure マシンが削除されたかどうかを判断することもできません。削除された Azure 展開は、vRealize Automation 8 での移行評価時には準備完了と示されますが、移行時には、移行アシスタントが仮想マシンを検出できないため除外されます。
- 移行元の展開でネットワーク タイプが混在している場合、たとえば、NSX-T/NSX-V 用の同じ展開で NAT とルートの両方のネットワークが混在している場合、移行元の展開を移行することはできません。
- 移行元の展開が複数の NSX ロード バランサ コンポーネントを含む場合は、移行されません。
- 移行元環境に、NSX-T で同じブループリントから作成された 1 アームの既存のロード バランサ(既存のネットワークに接続されたオンデマンド ロード バランサ)の展開が複数含まれている場合、移行アシスタントは 1 つのロード バランサのみを作成します。移行された展開の 1 つにのみ、ロード バランサ コンポーネントが表示されます。それ以外の既存の 1 アーム ロード バランサの展開には、ロード バランサ コンポーネントは配置されません。
- 移行前の展開の NAT ネットワークに設定されている IP アドレスは、移行後に割り当て済みとマークされません。ただし、移行されたロード バランサおよび仮想マシンの IP アドレスは、移行後に で割り当て済みとマークされます。
- 移行元の vRealize Automation 7 展開に無効なリソースが含まれている場合(たとえば、リソースのプロパティがない場合)、リソースは移行されません。展開内のすべてのリソースが無効な場合は、展開全体が移行されません。
- 既存環境の移行時、オンボーディングされたマシンと移行されたマシンのどちらもクラウド ゾーンにはリンクされません。そのため、これらのマシンは、ストレージ上限の定義の計算には含まれません。
- 単一のマシン コンポーネントと既存のネットワーク コンポーネントを含む展開を移行すると、vRealize Automation は既存のマシンの再作成を実行しますが、「サブネットが必要です」というエラーで失敗します。
- クラウド テンプレートにリンクされている vSphere 展開を移行し、その後にクラウド テンプレートを更新した場合は、展開が失敗します。
- 展開に DNAT ルールが含まれている場合、移行後に再構成 Day 2 アクションを実行することはできません。
- 移行後のクラスタ化されたマシンでは、クラウド テンプレートの反復的な更新を親展開に適用するときに、スケール イン/スケール アウトがサポートされません。
- クラスタ化された展開を移行できるのは、移行元環境が vRealize Automation 7.6 の場合のみです。クラスタ化された展開の移行は、vRealize Automation 7.5、7.4、7.3 の移行元環境ではサポートされません。
- 展開に含まれている 2 台の仮想マシンが 1 つの同じネットワーク プロファイルに構成され、しかし異なるネットワークに属している場合、移行は失敗します。このような展開を移行する場合は、事前に両方の仮想マシンのネットワーク アダプタを同じ設定に変更して、vCenter Server でネットワークを手動で更新する必要があります。データ収集が実行され、移行元環境内の仮想マシンが変更後のネットワークに更新されたことを確認します。