追跡と分析の対象となる AWS アカウントは vRealize Business for Cloud を使用して追加できません。

問題

[管理] タブで AWS アカウントを追加しようとしても、システム ステータスに AWS 収集ジョブ エラーが表示される。このエラーについての詳細は、 itfm-server.log ファイルを参照してください。

原因

この問題は、次のいずれかの理由が原因で発生する可能性があります。
  • アカウントの追加時に支払いアカウントがプライマリ アカウントとしてマークされていない。
  • AWS CSV ファイルが巨大で、vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスで使用できるストレージを超えている。
  • 支払いアカウントに関して、詳細な課金レポートを有効にしていない。
  • アカウント ID に特殊文字を使用した。
  • S3 バケットで課金レポートを使用できない。
  • アカウントを追加する権限を所有していない。

解決方法

  1. この問題を解決するには、次の解決策から該当する手順を実行します。
    • アカウントの追加時に支払いアカウントがプライマリ アカウントとして選択されていることを確認する。
    • 支払いアカウントの詳細課金オプションを有効にする。
    • アカウント ID に特殊文字が含まれないことを確認する。
    • S3 バケットに存在する 1 つ以上の課金レポートが 123456789012-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mm.csv.zip という命名規則に従っていることを確認する（123456789012 はアカウント ID、yyyy は年、mm は月）。
    • 支払いアカウントの場合、AWS ユーザーが s3:Get*、s3:List*、ec2:Describe* などの必要な権限を所有していることを確認する。

      支払いアカウントでない場合、AWS ユーザーが ec2:Describe* 権限を所有していることを確認する。