vRealize Business for Cloud は、さまざまな製品と統合しており、ユーザーは手作業で情報を入力することなく統合から直接情報を使用できるようにします。
VMware vSphere
vRealize Business for Cloud ではすべてのインベントリ リストを取得するために、vCenter Server マシンを 1 つ以上追加できます。インベントリ リストには、仮想マシン構成に関連する情報、つまり ESXi ホストのキャパシティ、クラスタのキャパシティ、ストレージ ポリシー、ストレージ キャパシティ、属性およびタグなどが含まれています。
VMware vCloud Director
vRealize Business for Cloud と vCloud Director との統合により、vCloud Director から組織の構造を表示することができます。vRealize Business for Cloud は組織、組織の仮想データセンター (vDC)、仮想マシン、および vApp 構造をサポートします。
VMware vRealize Operations Manager
vRealize Business for Cloud は vCenter Server を介して vRealize Operations Manager 5.x および 6.x と統合できます。統合された環境で、vRealize Business for Cloud は、それぞれクラスタ化された、またはクラスタ化されていない ESXi ホストの使用可能な CPU およびメモリの使用率を収集します。また vRealize Operations Manager からオーバーサイジング状態の仮想マシンに関する情報も収集します。
vRealize Business for Cloud が vRealize Operations Manager 6.x と統合すると、vRealize Business for Cloud はパワー オフ状態またはアイドル状態の仮想マシンに関する追加の詳細および登録済み vCenter Server 内の各データセンターの使用中容量と残りの容量に関する詳細も収集します。また、ホストの CPU とメモリの予想使用率は、システムで定義された値(過去の平均を使用して算出)を使用するか、グローバル値を定義するか、クラスタ レベルごとに値を定義することで設定できます。この値は、仮想マシンのコスト配賦の計算に使用されます。
VMware vRealize Automation
vRealize Business for Cloud は、vRealize Automation と緊密に統合されています。vRealize Business for Cloud は vRealize Automation ユーザー インターフェイスでは [ビジネス マネジメント] という名前のタブとして表示されます。vRealize Business for Cloud は、組み込みの VMware Identity Manager の認証および認可によって、シングル サインオン サポートや ID 管理などの vRealize Automation の共通サービスを使用します。vRealize Automation の Infrastructure as a Service (IaaS) コンポーネントは、仮想マシンのブループリント価格を計算するために vRealize Business for Cloud の基準レート API を消費します。vRealize Business for Cloud はまた vRealize Automation の IaaS コンポーネントとデータ統合します。ルールを定義して、vRealize Automation 階層にしたがって分類できます。
Amazon Web Services と Microsoft Azure
vRealize Business for Cloud は、Amazon Web Services (AWS) および Microsoft Azure などのパブリック クラウド プラットフォームと統合することで、組織が IT インフラストラクチャを動的に拡張できるようにします。vRealize Business for Cloud は、Amazon Web Services (AWS) および Microsoft Azure のパブリック クラウド全体におけるコストの配分状況をユーザーに提示します。
EMC のストレージ リソース管理
vRealize Business for Cloud は EMC のストレージ リソース管理 (SRM) は統合することができ、これによりアレイ、ディスク、および LUN に関する情報を提供します。これらの属性は、組織のストレージ インフラストラクチャを構成して、計算されたデータ ストアの基準レートに基づいた仮想マシンのストレージ コストの算出に役立ちます。vRealize Business for Cloud は EMC SRM 3.2 以降のバージョンをサポートします。次の EMC アレイ ファミリのみがサポートされます:VNX、VMAX、ISILON、および VPLEX。
VMware NSX Manager
vRealize Business for Cloud は、NSX の集中管理コンポーネントである VMware NSX Manager と統合可能で、ESX ホスト上で仮想アプライアンスとして動作します。vRealize Business for Cloud が検出したネットワーク コンポーネントの価格を、vCloud Director を介して VMware NSX Manager から 定義できます。