クラウド インフラストラクチャの費用の合計を算出すると、サービスを構成している基盤となるリソースにこれらのコストを割り当てることができます。基盤となるリソースとは、CPU、RAM、ストレージ、オペレーティング システム(ライセンスおよび作業)です。運用分析では、CPU、RAM、ストレージをクラウド インフラストラクチャの第 1 コンポーネントとみなします。
運用分析モジュールは、コスト要因コンポーネントを入力値として使用することによって、クラウド インフラストラクチャ内の月次合計運用コストをモデル化して受け入れ、CPU、ストレージ、RAM の基準レートを算出します。基準レートの値は、CPU についてはギガヘルツあたりの価格(ドル)、ストレージと RAM についてはギガバイトあたりの価格(ドル)で表されます。コスト要因で構成した CPU、メモリ、ストレージに基づき計算された基準レートは、仮想マシンの月次合計運用コストを算出するために、仮想マシンに対する月次合計クラウド コストを設定するのに使用されます。たとえば、デスクトップのオペレーティング システムのライセンス コストと人件費など、特定のコストが仮想マシンに直接設定されます。これらはリソースの基準レートの一部ではなく、オペレーティング システム(ライセンスおよび作業)の見出しの下に分類されます。
[運用分析] の下のリソース テーブルにはコストの内訳が表示されます。内訳には、当月のコスト、トレンド、およびクラウド環境内での CPU、RAM、ストレージのパーセント値の合計、オペレーティング システム(ライセンスおよび作業)の消費状況が表示されます。リソースのコスト情報、生成された値の詳細、仮想マシンのコストは、データ センターごとにフィルタできます。また、[すべてのデータ センター] ドロップダウン リストを使用して、すべてのデータ センターのコストをまとめて表示することもできます。