プライベート クラウドのアプリケーションと仮想マシンを、VMware Cloud on AWS で実行した場合のコストを評価することができます。vRealize Business for Cloud は、プライベート クラウドと同じような構成の VMware Cloud on AWS 上でアプリケーションと仮想マシンを実行した場合のコストを計算して表示します。

注: : ここに記載されている情報は、 vRealize Business for Cloud 7.3.1 リリースのみが対象です。

前提条件

アプリケーションまたはビジネス サービスを選択できるように、[ビジネス マネジメント] > [消費] > [アプリケーション] でアプリケーションまたはビジネス サービスを定義しておく必要があります。

手順

  1. vRealize Business for Cloudに管理者としてログインします。
    • https://vRealize_Automation_host_name/vcac/org/tenant_URLvRealize Automation 統合設定の場合)
    • https://vRealize_Business_for_Cloud_host_name/itfm-cloudvRealize Business for Cloud スタンドアロン設定の場合)
  2. [Business Management] をクリックします。
  3. [What-if 分析] を展開します。
  4. [VMC 評価] を選択します。
    [シナリオ名] には、現在の日付 (Scenario _DD_MMM_YYYY) がデフォルトで入力されています。この値は変更できます。
  5. 比較分析を行う定義済みのアプリケーションまたは仮想マシンを選択します。
    場所 選択
    [アプリケーションの選択] アプリケーションまたはビジネス サービスを選択します。

    アプリケーションまたはビジネス サービスを定義していない場合は、[アプリケーション (ビジネス サービス) の定義] をクリックしてアプリケーションを定義します。

    [仮想マシンの選択] 次のフィルタを使用して仮想マシンを選択します。
    • [データセンターの選択]
    • [クラスタの選択]
    • [仮想マシンの選択]
    次の組み合わせで選択することもできます。
    • アプリケーションおよび個々の仮想マシン。
    • アプリケーションまたは個々の仮想マシン。
    選択したアプリケーションと仮想マシンが下に表示されます。
  6. [シナリオを実行] をクリックします。
    プライベート クラウドと VMware Cloud on AWS の両方について、選択したアプリケーションまたは仮想マシンの使用率に基づく比較コストが表示されます。
    プライベート クラウド VMware Cloud on AWS
    • [割り当て済みのキャパシティ] に、プライベート クラウドに割り当てられた CPU、メモリ、およびストレージが表示されます。
    • [実際の使用済みのキャパシティ] に、アプリケーションおよび仮想マシンで使用されている CPU、メモリ、およびストレージが表示されます。
    • 標準使用率は、15% の CPU 使用率、75% のメモリ使用率で計算されます。
    • 実際の使用率よりも標準使用率のコストの方が小さい場合は、プライベート クラウドの使用率を改善できます。
    • 移行する場合に VMware Cloud on AWS で必要となるホスト数が表示されます。最初の購入時には、4 台以上のホストが含まれています。
    • 各ホストの実際の使用済みのキャパシティは、青色で塗り潰されて表示されます。
    • 総コストは、各ホストの有効な月次購入コストに、必要なホスト数を掛けて算出されます。
    • 必要な CPU およびメモリは、使用率に基づいて計算されます。
    • 必要なストレージは、プライベート クラウドに割り当てられたキャパシティに基づいて計算されます。
  7. (オプション) 予約済みのキャパシティを変更するには、[VMware Cloud on AWS] ペインで [予約済みのキャパシティの編集] をクリックして、次の値のスライダを移動します。
    • [コンピュート]
    • [メモリ]
    行った変更内容に応じて、移行に関する総コストが調整されます。たとえば、512 GB RAM を搭載したホストのメモリについて、予約済みキャパシティとして 25% を選択した場合、ホストのキャパシティは 75% (384 GB) であるとみなされます。
  8. (オプション) ハイブリッド ロイヤルティ割引を編集するには、[総コスト/月] の下の [編集] をクリックして、割引率を入力します。
    割引率は、有効な割引がある場合のみ適用してください。
    割引は 1 年間および 3 年間のサブスクリプション プランにのみ適用されます。オンデマンド プランには適用されません。
  9. (オプション) シナリオを変更するには、次の手順を実行します。
    1. scenario_name の横にある [シナリオの編集] をクリックします。
    2. [シナリオ名] の値を変更します。
    3. 必要に応じて、選択したアプリケーションおよび仮想マシンを変更します。
    4. [シナリオを実行] をクリックします。
  10. (オプション) 移行の評価結果をエクスポートするには、[CSV にエクスポート] をクリックします。
    評価結果が vmc_migrations_export_current date.csv ファイルとして保存されます。