vRealize Business for Cloud のレポートを受信者に E メールで送信するには、SMTP サーバが必要です。vRealize Business for Cloud の SMTP サーバのプロパティで、レポートを E メール送信するように構成できます。

前提条件

SMTP サーバは、vRealize Business for Cloud が使用可能な環境内で構成する必要があります。

手順

  1. vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスの IP アドレスに SSH 接続を行い、シェル プロンプトにログインします。
  2. /usr/ITFM-Cloud/va-tools/bin/ フォルダに移動します。
    cd /usr/ITFM-Cloud/va-tools/bin/.
  3. SMTP サーバのプロパティを構成するには、configclient.py SET -k <key> -v <value> コマンドを実行します。
    次の表に、構成する必要があるキーを、サンプル値を含めて示します。
    キー 説明 値の例
    mail.host SMTP サーバのホスト名 mail.abc.com
    mail.port SMTP サーバのポート番号 25
    mail.senderEmail メール アドレス(実際のメール アドレスを指定する必要はありません) [email protected]
    mail.password SMTP ホストのパスワード。 password

    SMTP ホストにパスワードが設定されていない場合は、空 ("") の文字列を入力できます。

    mail.transport.strategy トランスポート プロトコルの構成タイプ SMTP_PLAIN
    mail.proxy.host プロキシ サーバのホスト名。 proxy.mail.abc.com

    このキーを使用しない場合は、空の文字列 ("") を入力する必要があります。

    mail.proxy.port プロキシ サーバのポート番号。 26

    このキーを使用しない場合は、空の文字列 ("") を入力する必要があります。

    mail.proxy.userName プロキシ サーバのユーザー名。 [email protected]

    このキーを使用しない場合は、空の文字列 ("") を入力する必要があります。

    mail.proxy.password プロキシ サーバのパスワード。 proxypassword

    このキーを使用しない場合は、空の文字列 ("") を入力する必要があります。

    mail.dkimPrivateKey.path DomainKeys Identified Mail (DKIM) プライベート キーのパス。 /usr/key

    このキーを使用しない場合は、空の文字列 ("") を入力する必要があります。

    mail.dkimPrivateKey.signingDomain DKIM プライベート キーの署名元のドメイン。 abc.com

    このキーを使用しない場合は、空の文字列 ("") を入力する必要があります。

    mail.dkimPrivateKey.selector DKIM プライベート キーのセレクタ。 xyz

    このキーを使用しない場合は、空の文字列 ("") を入力する必要があります。

    使用環境に該当しない場合でも、表に示されているすべてのパラメータを構成する必要があります。使用環境で使用しないキーには "" を追加する必要があります。

    たとえば、メール プロキシ ホストを使用しない場合は、次のようにキーを構成する必要があります。

    ./configclient.py SET -k mail.proxy.host -v ""

  4. monit restart vrbc-xenon-services コマンドを実行します。
    vrbc-xenon-services が再起動されます。
  5. 構成を有効にするには、vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスを再起動します。