すべてのエンドポイントからのデータ収集は、デフォルトの間隔で実行するようにスケジュール設定されていますが、個々のジョブ プロパティを更新することによって変更可能です。

次の表には、データ収集のために変更可能なすべてのエンドポイントのジョブ、ジョブ プロパティ、およびそれらのデフォルトの間隔が示されています。
注: : これらの間隔は、 configclient.py ユーティリティを使用して、次の形式で set コマンドを実行して変更できます。

configclient.py SET -k key -v Value

たとえば、ストレージのデータ収集を 1 時間ごとに実行するには、シェル プロンプトで次のコマンドを実行します。

configclient.py SET -k dc.job.interval.vc.tags -v 60

configclient.py ユーティリティの使用方法の詳細については、vRealize Business for Cloud のデフォルト設定の表示とアップデートを参照してください。

表 1. データ収集ジョブ
エンドポイント ジョブ キー(ジョブ プロパティ) 値(デフォルトの間隔(分)) 説明
vCenter Server インベントリ 該当なし インベントリの更新直後に実行 なし
タグ dc.job.interval.vc.tags 360 6 時間ごとに実行
vRealize Operations Manager dc.job.interval.vc.vcops 30 30 分ごとに実行
ストレージ dc.job.interval.vc.storage 720 12 時間ごとに実行
使用量統計 dc.job.interval.vc.stats 1440 24 時間ごとに実行
EMC SRM dc.job.interval.srm 1440 24 時間ごとに実行
vRealize Automation dc.job.interval.vra 220 3 時間 40 分ごとに実行
パブリック クラウド AWS dc.job.interval.aws 1440 24 時間ごとに実行
Azure
注: : Azure の間隔を構成することはできません。必要なときにジョブを手動でトリガできます。
1440 24 時間ごとに実行
vCloud Director dc.job.interval.vcd 60 1 時間ごとに実行
VMware NSX Manager
注: : VMware NSX Manager の間隔を構成することはできません。必要なときにジョブを手動でトリガできます。
1440 24 時間ごとに実行
注: : データ収集処理を即時に実行するには、 [状態] をクリックして、各プロセスの横にある [今すぐ更新] オプションをクリックします。
データ収集処理で障害が発生した場合、 vRealize Business for Cloud はデフォルトで、その処理の実行を最大 5 回まで再試行します。 configclient.py ユーティリティを使用して、 dc.failed.job.max.retry.count パラメータを更新するための再試行回数を変更します。

たとえば、configclient.py SET -k dc.failed.job.max.retry.count -v 3 のように指定します。

vRealize Business for Cloud はデフォルトで、2 分間隔でプロセスを再試行します。configclient.py ユーティリティを使用して、dc.failed.job.retry.period パラメータを更新するためのこの値を変更します。

たとえば、configclient.py SET -k dc.failed.job.retry.period -v 1 のように指定します。