パブリック クラウドの課金のサイズが大きい場合は、vRealize Business for Cloudからストレージ不足であると報告されます。

問題

AWS または Azure 課金の未解凍ファイルのサイズが大きい場合、仮想アプライアンスはストレージ不足になって課金を保存できません。

原因

この問題は、AWS や Azure 課金の未解凍ファイルが大きい場合に発生します。ハード ディスク容量が不足すると、データ収集プロセスや、ストレージへのアクセスが必要なその他のプロセスに影響が及びます。

ソリューション

  1. vRealize Business for Cloudアプライアンスをシャットダウンします。
  2. vRealize Business for Cloudに新しいハード ディスクを追加します。
  3. 仮想アプライアンスをパワーオンします。
  4. Secure Sockets Layer を使用して仮想アプライアンスに接続します。
  5. シェル クライアントですべてのディスクをリストし、追加された新しいディスクのデバイス ID を識別するには fdisk-lu を実行します。
    注:

    デフォルトでは、新しいディスクのデバイス ID は /dev/sdbです。

  6. 新しいディスクのディスク ユーティリティにアクセスして、fdisk/dev/sdb コマンドを実行します。
    1. n キーを押してから Enter キーを押して、新しいパーティションを作成します。
    2. p キーを押してから Enter キーを押して、プライマリ パーティションを確認します。
    3. パーティション番号として 1 キーを押します。
    4. デフォルトの開始ブロックおよびデフォルトの終了ブロックを受け入れます。Enter キーを 2 回押すと、開始と終了にデフォルトを使用します)。
    5. w キーを押して、パーティション テーブルをディスクに書き込みます。
    6. 新しいディスクにパーティションを作成します。
  7. 新しいディスクに ext3 ファイル システムを作成するには、mkfs -t ext3 /dev/sdb1 を実行します。
  8. AWS または Azure の課金のサイズが大きい場合は、mount /dev/sdb1 /usr/local/tomcat/itbm-data-collector/temp/ を実行して、データ コレクタを新しいディスク内の一時的な場所にマウントします。
  9. mount -l を実行します。

    このコマンドを実行すると、新しいパーティションが適切にマウントされているかどうかを確認します。出力に /dev/sdb1 on /usr/local/tomcat/itbm-data-collector/temp type ext3 (rw,relatime,data=ordered)が含まれているかどうかを確認します。

  10. vi を使用してファイルを開くには、vi /etc/fstab を実行します。
  11. /dev/sdb1 /usr/local/tomcat/itbm-data-collector/temp ext3 defaults 1 1 を追加します。

    この手順を行うと、仮想アプライアンスが再起動された場合に、ディスクがマウント解除されなくなります。

ソリューション

vRealize Business for Cloud仮想アプライアンスのサイズを大きくします。