vRealize Log Insight エージェントをコマンド ラインからインストールする場合、インストール中に展開を構成するオプションを含めることができます。これらのオプションは、liagent.ini ファイルの設定に対応しています。

インストール時に次のオプションを使用して、Linux システムで動作する vRealize Log Insight エージェントを構成できます。

オプション 説明
SERVERHOST=hostname

vRealize Log Insight 仮想アプライアンスの IP アドレスまたはホスト名。

デフォルトは loginsight です。

SERVERPROTO={cfapi|syslog}

エージェントが、ログ イベントを vRealize Log Insight サーバに送信するために使用するプロトコル。設定可能な値は cfapiおよび syslog です。

デフォルトは cfapi です。

SERVERPORT=portnumber
エージェントが、ログ イベントを vRealize Log Insight またはサードパーティのサーバに送信するために使用する通信ポート。デフォルトでは、エージェントは SSL とプロトコルに設定されたオプションに基づいて適切なポートを使用します。以下のリストに指定されたデフォルトのポート値を参照してください。ポート オプションは、これらのデフォルトと異なる場合にのみ指定する必要があります。
  • SSL が有効になっている cfapi:9543
  • SSL が無効になっている cfapi:9000
  • SSL が有効になっている Syslog:6514
  • SSL が無効になっている Syslog:514
LIAGENT_INITSYSTEM={init|systemd} インストール時に、エージェントがインストール先の init システムの種類を自動的に検出します。この動作をオーバーライドするには、このオプションでシステムの種類を指定します。サポートされている init システムは、initsystemd の 2 種類です。
LIAGENT_AUTOUPDATE={yes|no}

エージェントの自動更新を有効または無効にします。自動更新を完全に有効にするには、vRealize Log Insight サーバからの自動更新も有効にする必要があります。デフォルトは yes です。

自動更新は Linux の bin パッケージではサポートされません。

LIAGENT_SSL={yes|no}

安全な接続を有効にします。SSL が有効になっている場合、エージェントは TLS 1.2 プロトコルを使用してサーバと通信します。デフォルトは yes です。

LIAGENTUSER=user-account-name

エージェントを実行するアカウントを指定します。ユーザーが存在しない場合、インストーラが一般ユーザーとしてユーザーを作成します。指定したユーザー アカウントが存在しない場合、vRealize Log InsightLinux エージェントはインストール中にそのユーザー アカウントを作成します。作成されたアカウントは、アンインストール後も削除されません。

デフォルトでは、エージェントがインストールされ、root ユーザーとして実行されます。

LIAGENTUSER=non_root_user パラメータを使用してインストールし、LIAGENTUSER=non_root_user2 を使用してアップグレードを試みた場合、不一致が生じます。non_root_user2 ユーザがユーザ non_root_user の権限を持っていないために警告が表示されます。

作成したユーザーはアンインストール時に削除されません。手動で削除できます。このパラメータはエージェント サービス専用です。updater サービスは常に root ユーザーとして実行されます。