コマンド ラインから Windows エージェントをインストールまたは更新できます。

デフォルトの設定を使用するか、またはサービス アカウントを指定できます。また、コマンド ラインのパラメータを使用して、サーバ、ポート、プロトコルの情報を指定できます。MSI コマンド ライン オプションについては、Microsoft Developer Network (MSDN) ライブラリの Web サイトを参照し、MSI コマンド ライン オプションを検索してください。

前提条件

  • Windows マシン上でインストールを実行し、サービスを開始する権限を持っていることを確認します。
  • サイレント インストール オプション /quietまたは/qn を使用する場合は、管理者としてインストールを実行することを確認します。管理者でないユーザーがサイレント インストールを実行する場合、インストールでは管理者権限が要求されずに失敗します。ログ オプションとパラメータ /lxv* file_name は診断のために使用します。

手順

  1. vRealize Log InsightWindows Agent をインストールまたは更新する Windows マシンにログインします。
  2. [コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます。
  3. vRealize Log InsightWindows エージェントの .msi ファイルがあるディレクトリに変更します。
  4. 次の形式のコマンドを実行して、デフォルト値を使用してインストールまたは更新します。version-build_number をバージョンとビルド番号で置き換えてください。
    /quiet オプションを指定すると、コマンドがサイレントに実行されます。 /lxv オプションを指定すると、現在のディレクトリにログ ファイルが作成されます。
                
                  Drive:\path-to-msi_file>VMware-Log-Insight-Agent-version-build_number.msi /quiet /lxv* li_install.log
              
  5. (オプション) vRealize Log InsightWindows Agent サービスを実行するユーザー サービス アカウントを指定します。
    Drive:\path-to-msi_file>VMware-Log-Insight-Agent-*.msi SERVICEACCOUNT=domain\user SERVICEPASSWORD=user_password
    注: SERVICEACCOUNTパラメータで指定したアカウントには サービスとしてログオン 権限が与えられ、 %ProgramData%\VMware\Log Insight Agent ディレクトリへの完全な書き込みアクセスが許可されます。指定したアカウントが存在しない場合には作成されます。ユーザー名は 20 文字以内にする必要があります。 SERVICEACCOUNTパラメータを指定しない場合、 vRealize Log Insight Windows Agent サービスは LocalSystem サービス アカウントでインストールまたは更新されます。
  6. (オプション) 必要に応じて、次のコマンド ライン オプションに値を指定できます。
    オプション 説明
    SERVERHOST=hostname

    vRealize Log Insight 仮想アプライアンスの IP アドレスまたはホスト名。

    SERVERPROTO=protocol

    エージェントが、ログ イベントを vRealize Log Insight サーバに送信するために使用するプロトコル。設定可能な値は cfapiおよび syslog です。

    デフォルトは cfapi です。

    SERVERPORT=portnumber
    エージェントが、ログ イベントを vRealize Log Insight またはサードパーティのサーバに送信するために使用する通信ポート。デフォルトでは、エージェントは SSL とプロトコルに設定されたオプションに基づいて適切なポートを使用します。以下のリストに指定されたデフォルトのポート値を参照してください。ポート オプションは、これらのデフォルトと異なる場合にのみ指定する必要があります。
    • SSL が有効になっている cfapi:9543
    • SSL が無効になっている cfapi:9000
    • SSL が有効になっている Syslog:6514
    • SSL が無効になっている Syslog:514
    SERVICEACCOUNT=account-name Log Insight Windows Agentサービスが実行されるユーザー サービス アカウント。
    注: インストーラが正しく実行されるには、 SERVICEACCOUNTで指定されたアカウントが、 サービスとしてログイン 権限を持ち、 %ProgramData%\VMware\Log Insight Agent ディレクトリに書き込みアクセス権を持っている必要があります。 SERVICEACCOUNTパラメータを指定しない場合、 vRealize Log Insight Windows エージェントサービスは LocalSystem サービス アカウントでインストールされます。
    SERVICEPASSWORD=password ユーザー サービス アカウントのパスワード。
    AUTOUPDATE={yes|no}

    エージェントの自動更新を有効または無効にします。自動更新を完全に有効にするには、vRealize Log Insight サーバからの自動更新も有効にする必要があります。デフォルトは yes です。

    LIAGENT_SSL={yes|no}

    安全な接続を有効にします。SSL が有効になっている場合、エージェントは TLS 1.2 プロトコルを使用してサーバと通信します。デフォルトは yes です。

結果

このコマンドは、vRealize Log InsightWindows Agent を Windows サービスとしてインストールまたは更新します。Windows マシンを起動すると vRealize Log InsightWindows Agent サービスが開始されます。

次のタスク

設定したコマンド ライン パラメータが liagent.ini ファイルに正しく適用されていることを確認します。「インストール後の Log Insight Windows Agent の構成」を参照してください。