vRealize Log Insight を他の VMware 製品と統合して、イベントやログのデータを使用したり、仮想環境で発生するイベントの可視性を高めたりできます。

VMware vSphere との統合

2 分間隔で vCenter Server システムに接続し、vCenter Server システムからイベント、アラーム、およびタスクのデータを収集するように vRealize Log Insight を設定できます。さらに、vRealize Log InsightvCenter Server. を通して ESXi ホストを構成することもできます。vRealize Log Insight と vSphere 環境の接続を参照してください。

VMware vRealize Operations との統合

vRealize Log InsightvRealize Operations および vRealize Operations Installable を統合できます。Installable バージョンと統合するには、vRealize Operations 構成に変更を加える必要があります。vRealize Log Insight と統合するための vRealize Operations Installable の構成の詳細については、『Log Insight スタート ガイド』を参照してください。

vRealize Log Insight および vRealize Operations は 2 つの独立した方法で統合できます。

通知イベント
作成したクエリに基づいて vRealize Operations に通知イベントを送信するように vRealize Log Insight を設定できます。 通知とメトリックを vRealize Operations に送信するように vRealize Log Insight を構成するを参照してください。
コンテキストでの起動
コンテキストでの起動は、特定のコンテキストで URL を介して外部アプリケーションを起動できる vRealize Operations の機能です。コンテキストはアクティブな UI 要素およびオブジェクト選択によって定義されます。コンテキストでの起動を使用すると、 vRealize Log Insight アダプタから、カスタム ユーザー インターフェイス、および vRealize OperationsvSphere ユーザー インターフェイス内の複数のビューにメニュー項目を追加できます。 vRealize Operations での vRealize Log Insight のコンテキストでの起動の有効化を参照してください。
注: 通知イベントはコンテキストでの起動の構成に依存しません。コンテキストでの起動機能が有効でない場合も、 vRealize Log Insight から vRealize Operations に通知イベントを送信できます。

VMware NSX Identity Firewall との統合

vRealize Log InsightNSX Manager インスタンスと統合するように設定できます。NSX Manager 範囲内で、NSX Identity Firewall (IDFW) を使用して、ID ベースのファイアウォール ルールを作成できます。

統合を構成した後、GlobalProtect や ClearPass などの事前定義済みのサードパーティ ID プロバイダ、またはカスタム ID プロバイダを構成に追加します。vRealize Log Insight は、これらのプロバイダからの認証ログを解析し、ユーザー ID と IP アドレスのマッピング情報を抽出して、データを NSX Manager に送信します。このデータに基づいて、IDFW は ID ベースのファイアウォール ルールを定義し、アクセス コントロールのルールをユーザーに適用します。

環境が変更された場合は、次の操作を実行できます。
  • vSphere システムを vRealize Log Insight から変更、追加、または削除する。
  • アラート通知の送信先となる vRealize Operations インスタンスを変更または削除する。
  • NSX Manager インスタンスを変更または削除する。
  • vSphere システム、vRealize Operations、および NSX Identity Firewall への接続に使用するパスワードを変更する。