クラスタを 8.4 から vRealize Log Insight 8.6 に、8.3 または 8.2 から 8.4 に、8.2 から 8.3 に、8.1 から 8,2 に、4.8 または 8.0 から 8.1 にアップグレードすることができます。クラスタを vRealize Log Insight 8.0 以前のバージョンにアップグレードするには、段階的なアップグレード パスに従う必要があります。たとえば、バージョン 3.6 から 4.3 にアップグレードするには、4.0 アップグレードを 3.6 に適用し、4.0 から 4.3 へのアップグレードを行います。

vRealize Log Insight のアップグレードはプライマリ ノードの FQDN から実行する必要があります。統合ロード バランサの IP アドレスを使用したアップグレードはサポートされていません。

アップグレード中に、プライマリ ノードが最初にアップグレードされ、再起動します。各クラスタ ノードが順番にアップグレードされます。ローリング アップグレードのステータスは、[管理] > [クラスタ] ページで確認できます。統合ロード バランサが構成されている場合、その IP アドレスがクラスタ ノード間で移行され、UI、API、および受信イベントの取り込みなどのクラスタ サービスは、ローリング アップグレード中も利用可能になります。下位レベルの詳細は、各ノードのファイル /storage/core/loginsight/var/upgrade.log に書き込まれます。アップグレードが正常に完了すると、システム通知が送信されます。

アップグレード プロセス中に 1 つ以上のノードに影響する問題が発生すると、クラスタ全体が元の動作バージョンにロールバックされます。アップグレードの開始後に実行された構成の変更は一貫性がない、または有効でない場合があるため、構成はアップグレード前にキャプチャされた良好な状態に戻ります。取り込まれたイベントは失われません。進行状況は、各ノードのファイル /storage/core/loginsight/var/rollback.log に書き込まれます。ロールバックが終了すると、システム通知が送信されます。問題が調査されて修正されると、アップグレードを再試行できます。

アップグレードが完了すると、アップグレード前にメンテナンス モードであったノードを含む、すべてのノードが接続状態になり、オンラインになります。

前提条件

  • バージョン vRealize Log Insight に正しいアップグレードを適用していることを確認します。サポートされるアップグレード パスの詳細については、vRealize Log Insightのアップグレード パスを参照してください。
  • vRealize Log Insight仮想アプライアンスのスナップショットまたはバックアップ コピーを作成します。
  • アップグレード後のリリースに対応した vRealize Log Insightアップグレード バンドル .pak ファイルのコピーを取得します。
  • スーパー管理者ユーザー、または関連する権限を持つロールに関連付けられたユーザーとして vRealize Log Insight の Web ユーザー インターフェイスにログインしていることを確認します。詳細については、ロールの作成および変更を参照してください。Web ユーザー インターフェイスの URL 形式は https://log-insight-host です。log-insight-hostvRealize Log Insight 仮想アプライアンスの IP アドレスまたはホスト名です。
  • アップグレードするノードがメンテナンス モードにある場合はメモしておきます。アップグレードが完了したら、接続状態からメンテナンス モードに戻す必要があります。

手順

  1. [管理] タブに移動します。
  2. [管理] で、[クラスタ] をクリックします。
  3. [PAK からアップグレード] をクリックして、.pak ファイルをアップロードします。
  4. 新しい使用許諾契約に同意して、アップグレード手順を完了します。

次のタスク

プライマリ ノードのアップグレード プロセスが完了したら、自動で行われる残りのアップグレード プロセスを表示できます。

管理者向けに送信される E メールで、アップグレードが正常に完了したことを確認します。

アップグレードが完了すると、アップグレード前にメンテナンス モードであったノードも含めて、すべてのノードがオンラインになります。これらのノードを必要に応じてメンテナンス モードに戻します。