バイナリ パッケージのインストールでは、.bin ファイルを実行可能ファイルに変更し、エージェントをインストールします。

.bin パッケージのアップグレードは、正式にはサポートされていません。既存の Log Insight Linux Agent をインストールするのに .bin パッケージを使用していた場合には、/var/lib/loginsight-agent ディレクトリにある liagent.ini ファイルのバックアップ コピーを作成してローカルの構成を保持します。バックアップ コピーをとったら、手動で Log Insight Linux Agent をアンインストールします。Log Insight Linux Agent bin パッケージの手動アンインストール を参照してください。

Linux エージェントのインストールに .bin パッケージを使用する場合は、liagentd という名前の init.d スクリプトがパッケージ インストールの一部としてインストールされますが、パッケージはスクリプトを登録しません。スクリプトは手動で登録できます。

(/sbin/)service liagentd status コマンドを使用して、インストールが正常に実行されたことを確認できます。

前提条件

手順

  1. コンソールを開き、chmod コマンドを実行して .bin ファイルを実行可能ファイルに変更します。
    filename-version は該当するバージョンに置き換えます。
     chmod +x filename-version.bin
  2. コマンド プロンプトで ./filename-version.bin コマンドを実行してエージェントをインストールします。
    filename-version は該当するバージョンに置き換えます。
    ./filename-version.bin
  3. (オプション) ターゲットの vRealize Log Insight サーバをインストール中に設定するには、sudo SERVERHOST=hostname ./filename-version.bin コマンドを実行します。
    hostnamevRealize Log Insight サーバの IP アドレスまたはホスト名に置き換えます。
    sudo SERVERHOST=hostname ./filename-version.bin
  4. (オプション) デフォルトの接続プロトコルをオーバーライドするには、次の例に示すように SERVERPROTO 変数を使用します。
    sudo SERVERPROTO=syslog ./filename-version.htm
  5. (オプション) デフォルトの接続ポートをオーバーライドするには、次の例に示すように、インストーラーに SERVERPORT 変数の値を指定します。
    sudo SERVERPORT=1234 ./filename-version.htm
  6. (オプション) Log Insight Linux Agentnon root ユーザーとして実行するには、sudo コマンドを実行します。
                sudo LIAGENTUSER=liagent ./filename-version.bin
              
    指定したユーザーが存在しない場合、 Log Insight Linux Agent はインストール中にそのユーザー アカウントを作成します。作成されたアカウントは、アンインストール後も削除されません。 Log Insight Linux AgentLIAGENTUSER=non_root_user パラメータを使用してインストールし、 LIAGENTUSER=non_root_user2 パラメータを使用してアップグレードを試みた場合、不一致が生じ、 non_root_user2 ユーザーに non_root_user ユーザーの権限がないために警告が表示されます。