複数のエージェントの展開の一環として、展開の構成パラメータを指定する変換ファイルを作成する必要があります。エージェントをインストールするときに、.mst 変換ファイルが.msi ファイルに適用されます。パラメータには、エージェントの宛先サーバ、および Log Insight エージェント サービスをインストールおよび開始するための通信プロトコル、ポート、およびユーザー アカウントが含まれています。

パラメータには、エージェントの宛先サーバ、および Log Insight エージェント サービスをインストールおよび開始するための通信プロトコル、ポート、およびユーザー アカウントが含まれています。

前提条件

手順

  1. Orca エディタで vRealize Log Insight Windows エージェントの .msi ファイルを開き、[変換] > [新しい変換] を選択します。
  2. [プロパティ] テーブルを編集し、カスタム インストールまたはアップグレードで必要なパラメータおよび値を追加します。
    図 1. プロパティ テーブル
    パラメータと値の行をプロパティ テーブルに追加して、Windows エージェントのインストールまたはアップグレードをカスタマイズできます。
    1. [プロパティ] をクリックします。
    2. [テーブル] ドロップダウン メニューから [行の追加] を選択します。
    3. [行の追加] ダイアログ ボックスにプロパティの名前と値を入力します。
      パラメータが次の表に示されます。
    パラメータ 説明
    SERVERHOST

    vRealize Log Insight 仮想アプライアンスの IP アドレスまたはホスト名。

    デフォルトは loginsight です。

    SERVERPROTO

    エージェントが、ログ イベントを vRealize Log Insight サーバに送信するために使用するプロトコル。設定可能な値は cfapiおよび syslog です。

    デフォルトは cfapi です。

    SERVERPORT
    エージェントが、ログ イベントを vRealize Log Insight またはサードパーティのサーバに送信するために使用する通信ポート。デフォルトでは、エージェントは SSL とプロトコルに設定されたオプションに基づいて適切なポートを使用します。以下のリストに指定されたデフォルトのポート値を参照してください。ポート オプションは、これらのデフォルトと異なる場合にのみ指定する必要があります。
    • SSL が有効になっている cfapi:9543
    • SSL が無効になっている cfapi:9000
    • SSL が有効になっている Syslog:6514
    • SSL が無効になっている Syslog:514
    SERVICEACCOUNT Log Insight Windows Agentサービスが実行されるユーザー サービス アカウント。
    注: インストーラが正しく実行されるには、 SERVICEACCOUNTで指定されたアカウントが、 サービスとしてログイン 権限を持ち、 %ProgramData%\VMware\Log Insight Agent ディレクトリに書き込みアクセス権を持っている必要があります。 SERVICEACCOUNTパラメータを指定しない場合、 vRealize Log Insight Windows エージェントサービスは LocalSystem サービス アカウントでインストールされます。
    SERVICEPASSWORD ユーザー サービス アカウントのパスワード。
    AUTOUPDATE

    エージェントの自動更新を有効または無効にします。自動更新を完全に有効にするには、vRealize Log Insight サーバからの自動更新も有効にする必要があります。デフォルトは yes です。

    LIAGENT_SSL

    安全な接続を有効にします。SSL が有効になっている場合、エージェントは TLS 1.2 プロトコルを使用してサーバと通信します。デフォルトは yes です。

  3. [変換] > [変換の生成] を選択し、.mst 変換ファイルを保存します。

次のタスク

.msi および .mst ファイルを使用して vRealize Log Insight Windows エージェントを展開します。