vRealize Log Insight Linux エージェントがログ イベントを送信する宛先は 3 つまで指定できます。
複数の宛先の接続を定義する場合には、li-agent.ini ファイルの [server|<dest_id>]
セクションを使用します。<dest_id> は、設定の接続 ID ごとに固有の値になります。追加の宛先に、デフォルトの [server]
セクションと同じオプションを使用できます。ただし、追加の宛先を自動アップグレード用に構成したり、エージェントの構成に使用したりしないでください。追加の宛先は 2 つ指定できます。
定義した最初のターゲットは、デフォルト サーバの値 loginsight
を使用できます。追加のターゲットを定義する場合は、後続のターゲットの [server]
セクションにホスト名を指定する必要があります。フィルタを使用しないと、エージェントは収集されたすべてのログをすべての宛先に送信します。これはデフォルトです。ただし、ログをフィルタリングすると、ログごとに異なる宛先に送信することができます。
前提条件
- root としてログインするか、または sudo を使用してコンソール コマンドを実行します。
- vRealize Log InsightLinux エージェントがインストールされた Linux マシンにログインし、コンソールを開き、pgrep liagent を実行して、vRealize Log Insight Linux エージェントがインストールされて実行中であることを確認します。
- 統合ロード バランサが有効な vRealize Log Insight クラスタがある場合は、統合ロードバランサを有効にするのカスタム SSL 証明書の固有の要件を参照してください。
手順
例
次の構成例は、信頼された認証局を使用するターゲット
vRealize Log InsightServer を設定します。
[server] proto=cfapi hostname=LOGINSIGHT port=9543 ssl=yes; ssl_ca_path=/etc/pki/tls/certs/ca.pem
次の例では、複数の宛先を構成しています。
- 最初の(デフォルト)宛先は、収集されたすべてのログ イベントを受信します。
[server] hostname=prod1.licf.vmware.com
- 2 つ目の宛先は、プレーンの Syslog プロトコル経由で Syslog イベントのみを受信します。
[server|syslog-audit] hostname=third_party_audit_management.eng.vmware.com proto=syslog ssl=no filter= {filelog; syslog; }
- 3 つ目の宛先は、レベル フィールドが「error」または「warning」で、「vrops」で始まるセクション名で収集された vRealize Operations ログ イベントを受信します。
[server|licf-prod1] hostname=vrops-errors.licf.vmware.com filter= {; vrops-.*; level == "error" || level == "warning"} ;Collecting syslog messages. [filelog|syslog] directory=/var/log include=messages ;various vRops logs. Note that all section names begin with "vrops-" prefix, which is used in third destination filter. [filelog|vrops-ANALYTICS-analytics] directory=/data/vcops/log include=analytics*.log* exclude=analytics*-gc.log* parser=auto [filelog|vrops-COLLECTOR-collector] directory=/data/vcops/log include=collector.log* event_marker=^\d {4}-\d{2}-\d{2}[\s]\d{2}:\d{2}:\d{2}\,\d{3} parser=auto [filelog|vrops-COLLECTOR-collector_wrapper] directory=/data/vcops/log include=collector-wrapper.log* event_marker=^\d{4} -\d {2}-\d{2} [\s]\d {2}:\d{2} :\d {2} \.\d {3} parser=auto
次のタスク
vRealize Log InsightLinux エージェント の追加の SSL オプションを構成できます。サーバと Log Insight Agents 間の SSL 接続の構成を参照してください。