複数の vRealize Log Insight エージェントを構成することができます。
各 vRealize Log Insight エージェントには、ローカル構成とサーバ側の構成があります。ローカル構成は、vRealize Log Insight エージェントがインストールされている仮想または物理マシンの liagent.ini ファイル内に格納されています。サーバ側の構成は、たとえば Web ユーザー インターフェイスの からアクセスおよび編集できます。各 vRealize Log Insight エージェントはセクションとキーから構成されています。キーには構成可能な値があります。
vRealize Log Insight エージェントは、vRealize Log Insight サーバを定期的にポーリングし、サーバ側の構成を受け取ります。サーバ側構成およびローカル構成はマージされ、その結果が有効な構成になります。各 vRealize Log Insight エージェントは、この有効な構成を運用上の構成として使用します。構成のセクションはセクションを基準としてマージされ、キーはキーを基準としてマージされます。サーバ側構成の値は、ローカル構成の値よりも優先されます。マージ ルールは次のとおりです。
- セクションがローカル構成内のみにある場合、またはサーバ側構成内のみにある場合、このセクションとそのすべての内容が有効な構成に含められます。
- セクションがローカル構成内とサーバ側構成内の両方にある場合、このセクション内のキーは、次のルールに従ってマージされます。
- キーがローカル構成内のみ、またはサーバ側構成内のみにある場合、このキーとその値が、有効な構成のこのセクションに含められます。
- キーがローカル構成内とサーバ側構成内の両方にある場合、このキーは有効な構成のこのセクションに含められ、サーバ側構成内の値が使用されます。
vRealize Log Insight の管理者またはエージェントの編集アクセス権を持つユーザーは、一元化された構成をすべての vRealize Log Insight エージェントに適用できます。たとえば、[管理] > [エージェント] に移動し、[エージェント構成] ボックスに構成を入力して、[すべてのエージェントの構成を保存] をクリックします。この構成は、次のポーリングサイクル中に構成可能なすべてのアクティブ エージェントに適用されます。
また管理者は、OS、エージェント バージョン、ホスト名、IP アドレス範囲などの特定のフィルタをエージェント グループ内で使用したり、構成を特定の vRealize Log Insight エージェントに適用したりできます。エージェント グループの詳細については、「エージェント グループの操作」を参照してください。
- 一元化された構成は、cfapi プロトコルを使用する vRealize Log Insight エージェントのみに適用できます。
- vRealize Log Insight エージェントは、次のいずれかのシナリオでは構成できません。
- 現在の vRealize Log Insight サーバはプライマリ ターゲットではありません。複数の転送先の構成方法については、エージェントの宛先の指定 を参照してください。
- パラメータ
central_config = no
は、エージェントの構成で使用されます。Windows のデフォルトのエージェント構成の詳細については、Log Insight Windows Agentのデフォルト構成 を参照してください。