イベントが古くなると、イベントのライフサイクルではイベントの格納と管理に関して認識すべき主な特徴があります。

イベントの格納

各イベントは、単一のオンディスク バケットに格納されます。バケットを処理する場合は、次の動作と特性に注意してください。
  • バケットは 0.5 GB の最大サイズに到達する場合があります。バケットが 0.5 GB に達すると、バケットはシールされ、アーカイブのためにキューに入れられます。封印されたバケットがアーカイブされると、そのバケットはアーカイブ済みとしてマーキングされます。1 つのイベントがローカルとアーカイブ内で同時に保持される場合があります。
  • バケットは vRealize Log Insight ノード間でレプリケートされません。ノードを失うと、そのノード上のデータが失われます。
  • すべてのバケットは /storage/core パーティションに格納されます。
  • /storage/core パーティションの利用可能な容量が 3% 未満になると、vRealize Log Insight は古いバケットを削除します。削除は FIFO モデルに従います。
    注: /storage/core パーティションが容量の限度に近くなるのは、予期される通常の状態です。このパーティションは vRealize Log Insight によって管理されているため、使用量が 100% に到達することはないはずです。ただし、古いバケットの削除を妨げる可能性があるため、そのパーティションにはデータを保存しないでください。

イベント管理

製品をセットアップして構成する場合、vRealize Log Insight イベントの次の特性と動作、およびイベント管理を理解しておくと役に立ちます。

  • イベントがローカルで削除されると、コマンドライン インターフェイスを使用してアーカイブからインポートしない限り照会できなくなります。
  • マシン ラーニング クラスタ用のすべてのイベントが vRealize Log Insight から削除されると、そのクラスタは削除されます。
  • vRealize Log Insight は、クラスタ内のノード全体で、すべての受信イベントを均等に再分散します。たとえば、ノードが明示的にイベントに送信された場合でも、そのイベントを受け取るべきノードではない場合があります。
  • イベントのメタデータは、データベース内ではなく、単一の vRealize Log Insight ノードに専用の形式で格納されます。
  • イベントはノードのローカルに存在することも、アーカイブ上に存在することもできます。