キャパシティ エンジンが計算して発行するメトリックは、コンシューマのデマンドに基づいてリソースの使用を計画するときに役立ちます。プロジェクト ベースのメトリックは、キャパシティ メトリックのサブセットで、予測されるコンシューマのデマンドに基づいて、将来のリソースを計画するのに役立ちます。

キャパシティ メトリック グループ

キャパシティ メトリック グループでは、メトリックのフル ネームにリソース コンテナの名前が含まれます。たとえば、CPU またはメモリのために統合度のメトリックが計算される場合、実際のメトリック名は cpu|density または mem|density として表示されます。

キャパシティ計算が可能なリソース コンテナにのみ、関連メトリックがあります。すべてのメトリック タイプがすべてのリソース コンテナ用に生成されるわけではありません。たとえば、CPU または メモリ リソース コンテナが統合度のポリシーで有効になっていて、ネットワーク リソース コンテナが有効になっていない場合、cpu|density メトリックと mem|density メトリックは計算されますが、network|density メトリックは計算されません。

キャパシティ メトリックの定義には、コンシューマまたはプロバイダとして機能するリソース コンテナが含まれます。たとえば vSphere では、仮想マシンが ESX ホストが提供する CPU およびメモリのコンシューマになります。

表 1. キャパシティ メトリック グループ

メトリック キー

メトリック名

生成される対象

説明

capacityRemainingUsingConsumers_average

平均的コンシューマ プロファイルの残りキャパシティ

プロバイダ

残りキャパシティに収まる平均規模のコンシューマの数。平均規模のコンシューマでは、総キャパシティの 50% が必要です。

capacityRemainingUsingConsumers_small

小規模コンシューマ プロファイルの残りキャパシティ

プロバイダ

残りキャパシティに収まる小規模コンシューマの数。小規模コンシューマでは、総キャパシティの 0 ~ 33% が必要です。

capacityRemainingUsingConsumers_medium

中規模コンシューマ プロファイルの残りキャパシティ

プロバイダ

残りキャパシティに収まる中規模コンシューマの数。中規模コンシューマでは、総キャパシティの 33 ~ 66% が必要です。

capacityRemainingUsingConsumers_large

大規模コンシューマ プロファイルの残りキャパシティ

プロバイダ

残りキャパシティに収まる大規模コンシューマの数。大規模コンシューマでは、総キャパシティの 66 ~ 100% が必要です。

capacityRemaining

残りキャパシティ (%)

両方

リソース コンテナ内の残りキャパシティの割合。たとえば、リソース コンテナがメモリで、10 GB のメモリのうち 2 GB が未使用の場合、capacityRemaining = 20% となります。

underusedpercent

未活用(%)

両方

使用されていないキャパシティの割合。

idletimepercent

アイドル時間(%)

両方

一定時間の使用に基づく、リソースがアイドルの時間の割合。時間はポリシー設定です。設定されていない場合、デフォルトの期間は 30 日間です。たとえば、リソースが 30 日間のうち合計で 6 日間アイドルの場合、idletimepercent = 20% となります。

wasteValue

解放可能な容量

両方

一定時間のコンシューマのデマンドに基づく節約可能なキャパシティ。時間はポリシー設定です。設定されていない場合、デフォルトの期間は 30 日間です。たとえば、vSphere ホストに 10 GB のメモリが構成されているものの、30 日間のメモリ使用量の平均が 2 GB しかない場合、wasteValue = 8 GB となります。

size.recommendation

推奨サイズ

両方

一定時間のデマンドに基づくキャパシティの推奨。時間はポリシー設定です。設定されていない場合、デフォルトの期間は 30 日間です。たとえば、コンシューマのデマンドが 30 日間の平均で 2 GB のメモリの場合、キャパシティの推奨は 2 GB となります。

optimal.vConsumption.per.pConsumption

最適な消費比率

プロバイダ

一定期間のコンシューマのデマンドに基づいてプロビジョンするための理想的なリソース消費比率。理想的なリソースの消費は、現在のキャパシティがデマンドを満たしているときです。時間はポリシー設定です。設定されていない場合、デフォルトの期間は 30 日間です。

vConsumption.per.pConsumption

消費比率

プロバイダ

コンシューマのデマンドに基づいてプロビジョンするための現在のリソース消費比率。

object.demand

ストレスなしのデマンド

両方

未補正デマンドの値のピーク分析に基づくデマンド。

object.capacity

使用可能な容量

両方

総キャパシティからバッファを差し引いたキャパシティ。キャパシティ バッファはポリシー設定です。

object.demand.percent

実効デマンド (%)

両方

実効デマンドで必要なキャパシティの割合。

powered.on.consumer.count

パワーオン状態の消費者数

両方

リソースを使用しているコンシューマ数。

base.demand

算出されたデマンド

両方

ピークを考慮するポリシー設定のない、自己デマンドまたはコンシューマ デマンドに基づくオブジェクトのデマンド。

actual.capacity

現在のサイズ

両方

バッファなしの実際のキャパシティ

wastePercent

節約可能なキャパシティ (%)

両方

一定時間のコンシューマのデマンドに基づく節約可能なキャパシティの割合。時間はポリシー設定です。設定されていない場合、デフォルトの期間は 30 日間です。たとえば、vSphere ホストに 10 GB のメモリが構成されているものの、30 日間でメモリ使用量の平均が 2 GB しかない場合、wastePercent = 80% となります。

オブジェクト レベルのメトリック グループ

オブジェクト レベルのメトリックは、特定のオブジェクト タイプのすべてのオブジェクトに対してキャパシティの使用を追跡するために計算されます。

表 2. オブジェクト レベルのメトリック グループ

メトリック キー

メトリック名

説明

summary|timeRemaining

残り時間

使用可能なキャパシティがなくなるまでの残り時間。使用可能なキャパシティには、HA およびバッファ用に予約されているキャパシティは含まれません。

summary|isStress

ストレス状態

値が 1、または黄色のバッジは、オブジェクトがストレス状態であることを示します。値が 0、または緑色のバッジは、オブジェクトがストレス状態にないことを示します。ポリシーで定義されたストレス バッジの場合、ストレスが最低しきい値を超えると、バッジの色が緑から黄色に変わります。

summary|capacityRemainingValue

残り容量の値

残りキャパシティ。

summary|oversized

過剰サイズ状態

オブジェクトに多すぎるキャパシティが構成されている場合には値 1 が表示され、そうでない場合は値 0 が表示されます。

summary|idle

アイドル状態

オブジェクトがアイドル状態の場合には値 1 が表示され、そうでない場合は値 0 が表示されます。

summary|poweredOff

パワーオフ

オブジェクトの電源状態を示します。値 1 はオンを意味し、値 0 はオフを意味します。

summary|capacityRemainingUsingConsumers_average

残り容量(平均消費者プロファイル)

平均コンシューマ デマンドに基づく残りキャパシティ。

summary|capacityRemainingUsingConsumers_small

残り容量(小規模消費者プロファイル)

小規模コンシューマ デマンドに基づく残りキャパシティ。

summary|capacityRemainingUsingConsumers_medium

残り容量(中規模消費者プロファイル)

中規模コンシューマ デマンドに基づく残りキャパシティ。

summary|capacityRemainingUsingConsumers_large

残り容量(大規模消費者プロファイル)

大規模コンシューマ デマンドに基づく残りキャパシティ。

summary|capacityRemaining_min

残り容量(瞬間的ピークに基づく)

ピーク デマンドまたはストレスに基づく残りキャパシティ。

summary|capacity.provider.count

容量プロバイダ数

キャパシティ プロバイダの数。

summary|consumer.count

キャパシティ コンシューマ数

キャパシティ コンシューマの数。

summary|consumer.count.per.provider.count

コンシューマとプロバイダの比率

プロバイダの数に対するコンシューマの数の比率。

summary|optimal.consumer.per.provider

コンシューマとプロバイダの最適な比率

コンシューマ デマンドに基づき、プロバイダに対して最適なコンシューマの比率。

プロジェクト ベースのメトリック

プロジェクト ベースのメトリックは、将来的にキャパシティに影響を及ぼす可能性のあるリソースやデマンドにおける変化のために計算されます。vRealize Operations Managerを使用した管理対象環境のキャパシティの計画 を参照してください。ほとんどのメトリックは、_whatif とともにキャパシティ メトリック名に付加されて表示されます。たとえば、残りキャパシティに What-if が適用可能なメトリックは、capacityRemaining_whatif. として発行されます。