アノマリ タブに示された情報は、メトリック値がその正常範囲の外になった場合に報告されるアノマリです。アノマリ スコアは、すべてのメトリックのうち、異常な動作をしているメトリックのパーセンテージです。異常動作を調査する、または環境内のオブジェクトの全体的な状態を評価する際に、アノマリ値を調査ツールとして使用します。

vRealize Operations Manager はオブジェクトに対して収集された各メトリック値の動的しきい値を計算します。また、vRealize Operations Manager は動的しきい値に違反しているメトリックの数を分析して、しきい値違反の傾向と正常レベルを決定します。これらの傾向に基づき、選択したオブジェクトおよびその子オブジェクトのすべてのメトリックのしきい値違反の総数を使用して、アノマリ分析スコアが計算されます。

異常バッジ

vRealize Operations Manager アノマリ バッジ スコアは、履歴メトリック データに基づいて、オブジェクトの動作の問題の程度を表します。vRealize Operations Manager は、定義済みのバッジ スコアしきい値を基にした色付きアイコンを使用して、アノマリを示します。

バッジ スコアを評価する際、アノマリの数が多ければ、潜在的な問題がある可能性があります。異常スコアが低ければ、確立された履歴パラメータに準じてオブジェクトが動作していることを表しています。オブジェクトのほとんどまたはすべてのメトリック、特にオブジェクトの KPI はそのしきい値内にあります。動作に変化がある場合は問題が深刻化していることが多いため、オブジェクトのメトリックが計算済みしきい値から外れると、オブジェクトのアノマリ スコアが高くなります。しきい値違反のメトリックが増えると、異常も増加し続けます。

KPI メトリックによる違反は、非 KPI メトリックによる違反の場合よりも、異常スコアの増分が多くなります。アノマリの数が非常に多ければ、通常は障害があるか、少なくとも注意が必要な状況であることを表しています。

アノマリには、予想される動作傾向の範囲外となった統計情報の数が含まれ、ワークロードには、リソースのオブジェクトがどれだけの動作をしているのかの絶対的な測定値が含まれます。アノマリ、ワークロードのどちらも、パフォーマンスの問題に考えられる原因の検索およびトラブルシューティングに役立ちます。

異常スコアの範囲は 0 (良好) から 100 (不良) までとなります。バッジ スコアしきい値は vRealize Operations Manager 管理者が変更できます。

アノマリ バッジ スコアのシンプトムしきい値を構成するには、ポリシーを参照してください。

表 1. オブジェクトの異常の状態

バッジ アイコン

説明

ユーザー アクション

通常スコアの問題のアイコン。

異常スコアは正常です。

注意は必要ありません。

中間レベルの問題のアイコン。

異常スコアが正常範囲外にあります。

詳細を確認して、適切な処置を行います。

部分的に高いレベルの問題のアイコン。

異常スコアが非常に高くなっています。

詳細を確認して、なるべく早急に適切な処置を行います。

過度のレベルの問題のアイコン。

ほとんどのメトリックがしきい値を超過しています。このオブジェクトは正常に動作していないか、まもなく動作を停止します。

速やかに対処して、問題を回避または修正してください。

異常レベルが分からない場合のアイコン。

オブジェクトがオフラインであるか、または使用可能なデータがありません。

アノマリ バッジを確認できる場所

アノマリ バッジを表示するには、左側のペインの 環境 をクリックしてオブジェクトを選択し、分析 タブ、アノマリ タブの順にクリックします。

表 2. 選択されたインベントリ オブジェクトに基づくアノマリ

アイテム

説明

バッジ ステータス

アノマリ ポリシーに基づいたオブジェクトのアノマリ ステータス。

アノマリの傾向

時間の経過に伴うオブジェクトのバッジ値の推移。

この傾向のビューを使用すると、一定期間の動作を確認して、オブジェクトの変化を示すバッジ値の変化がいつ起きたかを識別できます。

傾向データの時間値は、オブジェクトに関連付けられたポリシーの [時刻] 分析設定で定義される [データ範囲] 設定に基づきます。

アノマリの内訳

コンプライアンス標準のアラートごとの内訳。

標準違反を表示するには、標準テーブル内の行をクリックします。標準リストを制限するには、次のボタンを使用します。

  • 標準違反。少なくともシンプトムがトリガーされた標準アラートだけを表示します。

  • 全基準。すべての標準アラートを表示します。

関連オブジェクトのアノマリ

関連オブジェクトのアノマリ。

関連オブジェクトを使用して、問題が影響を与えているのは現在のオブジェクトのみか、または関連オブジェクトでも問題が発生しているのかを判定します。

オブジェクト リソース

オブジェクトのために構成されたリソース。