vRealize Operations Manager では、バッジを使用してメトリックを可視化し、仮想環境のパフォーマンスや状態の高水準の表示が得られます。

分析バッジのスコアは、vCenter Server アダプタによって計算され、その他のバッジのスコアは、vRealize Operations Manager 分析アルゴリズムによって計算されます。

表 1. vRealize Operations Manager バッジ

名前

アイコン

説明

ワークロード

通常のワークロード状態のアイコン。

ワークロード バッジは、オブジェクトにおけるリソースのデマンドを単一の値で表すメトリックを組み合わせます。これらのメトリックには、CPU 使用率、メモリ使用率などが含まれます。

異常

通常スコアの問題のアイコン。

選択したオブジェクトおよびその子オブジェクトのすべてのメトリックのしきい値違反の総数を使用して、アノマリ スコアが計算されます。アノマリ スコアが低ければ、確立された履歴パラメータに準じてオブジェクトが動作していることを表しています。

障害

通常スコアの障害のアイコン

障害スコアは、vCenter Server から公開されたイベントに基づいて計算されます。スコアの算出は、根本的な問題の重要度に基づいて行われます。リソース上に障害に関連した問題が複数ある場合は、その中で重要度が最も大きい問題に基づいて、障害スコアが算出されます。

容量

120 日以上のリソースを持つオブジェクトの容量アイコン。

容量バッジは、仮想環境に新規仮想マシンに対応する余地があるかどうかを表します。vRealize Operations Manager は、選択したオブジェクトにデプロイ可能な仮想マシンの総数と比較した、残り仮想マシン カウントのパーセンテージとしてキャパシティ スコアを計算します。

残り時間

通常の残り時間のアイコン。

残り時間スコアは、オブジェクトのリソースが枯渇するまでの残り時間を表します。残り時間スコアを使用すると、選択したオブジェクトに対する物理リソースまたは仮想リソースのプロビジョニングを計画したり、仮想環境内のワークロードを整理し直すことができます。

負荷

通常のストレス レベルのアイコン。

負荷スコアは、選択したオブジェクトの履歴ワークロードを示します。負荷スコアは、一定期間におけるリソースの需要と使用可能な容量の比率として計算されます。

解放可能な容量

無駄スコアが低い状態のアイコン。

解放可能な無駄スコアは、仮想インフラストラクチャまたは特定のオブジェクトへのオーバー プロビジョニングを表します。解放可能で、環境内の他のオブジェクトにプロビジョニング可能なリソース量を特定します。

密度

正常な密度スコアのアイコン。

統合度スコアは、ホストごとの仮想マシン、物理 CPU ごとの仮想 CPU、物理メモリごとの仮想メモリなどの統合率を表します。密度スコアを使用すると、統合率の向上とコスト削減を実現できます。

コンプライアンス

重要な標準バッジ - 緑色

コンプライアンス バッジの値は、vRealize Operations Manager、データセンター、クラスタ、ホスト システム、および vRealize Operations Manager や、このアダプタがインストールされている場合はさらに vRealize Configuration Manager によって管理されている仮想マシン オブジェクトから収集されたデータに対して vRealize Operations Manager で実行する 1 つまたは複数のコンプライアンス テンプレートに基づいたスコアです。スコアは、構成済みの vRealize Configuration Manager 設定に基づいて算出されます。

バッジ スコア

バッジ スコアの範囲は 0 から 100 までとなります。残り時間、キャパシティ、効率、統合度のバッジでは、スコア 100 は良好な状態であることを示します。ワークロード、アノマリ、障害、ストレス、節約可能なキャパシティのバッジでは、100 は悪い状態を示します。バッジの色は、vRealize Operations Manager 管理者が設定したバッジ スコアしきい値に基づきます。各バッジにはデフォルトのしきい値があります。バッジ スコアのしきい値の構成に関する詳細については、ポリシーを参照してください。

バッジには、vSphere に関連するリソースのパワー状態は示されません。たとえば、vSphere でホストが切断されている場合、ワークロード バッジには、[オフライン] 状態ではなく、[不明] 状態が示されます。

バッジの色

アイコン

説明

緑色のバッジ

通常のワークロード状態のアイコン。

設定したしきい値に基づき、オブジェクトは正常な状態にあります。たとえば、デフォルトでは、緑のインフラストラクチャ ワークロード バッジは、スコアが 76 以上であることを示します。

黄色のバッジ

中程度のワークロード状態のアイコン。

オブジェクトに一定レベルの問題が発生しています。たとえば、デフォルトでは、インフラストラクチャの黄のワークロード バッジは、スコアが 80 ~ 89 であることを示します。

オレンジ色のバッジ

部分的に高いレベルの障害のアイコン。

オブジェクトに重大な問題が発生している可能性があるか、キャパシティが上限に達しつつあります。たとえば、デフォルトでは、インフラストラクチャのオレンジの障害バッジは、スコアが 50 ~ 74 であることを示します。

赤色のバッジ

非常に深刻なリスク状態のアイコン。

オブジェクトが正常に動作していないか、まもなく動作を停止します。ほとんどのメトリックがしきい値を超過しています。たとえば、デフォルトでは、インフラストラクチャの赤のリスク バッジは、スコアが 100 であることを示します。

灰色のバッジ

キャパシティ状態が分からないオブジェクトの容量アイコン。

このオブジェクトのデータが使用不可であるか、またはオブジェクトがオフラインです。たとえば、オブジェクトの残りキャパシティのためのデータがないことを示します。