開発環境、テスト環境、および本番環境で別々のポリシー要件を使用します。これにより、vRealize Operations Manager の特定のポリシー設定を構成し、仮想 SQL Server などのオブジェクトの分析とレポート作成を行うことができます。

始める前に

以下の条件が満たされていることを確認してください:

  • 仮想 SQL Server のカスタム ポリシーを作成した。vSphere の運用ニーズを満たすポリシーの作成 を参照してください。

  • 仮想マシンの相互停止 CPU パフォーマンス メトリックを理解している。このメトリックは、仮想マシンの実行準備が整っているが、同等の仮想 CPU とのスケジュール競合が原因で遅延が生じている時間の割合を表します。相互停止は、仮想マシンの複数のパフォーマンス メトリックの 1 つです。仮想マシンのパフォーマンス メトリックには、実行、待機、準備完了も含まれます。

  • 仮想マシンという名前のアラート定義に、相互停止によって生じる高い CPU 競合が存在する。

  • 仮想マシンの重大レベル、即時レベル、および警告レベルの CPU 相互停止を追跡するシンプトムの定義が存在していること。たとえば、仮想マシン CPU の競合が時間の 15% を超える場合、その重大レベルは、デフォルトで 15% に設定されています。これは、相互停止メトリックによって測定されます。デフォルトのしきい値レベルは、即時の場合は 10%、警告の場合は 5% です。ただし、本番仮想マシンの本番ポリシーでは、3% の重大レベルを管理します。

このタスクについて

このシナリオで示すいくつかの一般的なケースでは、開発環境、テスト環境、および本番環境のポリシー要件の区別が必要な場合があります。

  • 開発環境およびテスト環境の場合、これらの環境のオブジェクトについてネットワーク冗長性が失われても問題ない場合がありますが、オブジェクトに障害が発生した場合は対処する必要があります。障害が発生した場合は、物理 NIC リンク状態のアラート定義を探し、その状態をダブルクリックして無効に設定します。

  • テスト環境の場合、仮想マシンが要求するメモリおよび CPU 容量が実際の構成値より大きくても問題ない場合があります。テスト環境ではワークロードが変動する場合があるためです。

  • 本番環境で仮想マシンが要求するメモリが構成値より大きいことがあります。この場合、本番環境のパフォーマンスと信頼性に問題が生じる可能性があります。

この手順では、仮想マシンの相互停止パフォーマンスに対するシンプトムの定義のしきい値をオーバーライドします。

手順

  1. ポリシー ライブラリ タブで vSphere の本番仮想 SQL Server ポリシーを探し、このポリシーを編集するために鉛筆をクリックします。

    [監視ポリシーの編集] ワークスペースが表示されます。

  2. このワークスペースで アラート/シンプトム定義のオーバーライド をクリックします。
  3. [アラートの定義] ペインで相互停止アラート定義を有効にし、仮想マシン CPU の競合が高い場合に通知されるようにします。
    1. [オブジェクト タイプ] ドロップダウン メニューで vCenter アダプタ仮想マシン を選択します。
    2. 検索 テキスト ボックスに stop (停止) と入力し、仮想マシンの相互停止パフォーマンス メトリックに関連するアラート定義のみを表示します。
    3. Virtual machine has high CPU contention caused by Co-Stop という名前のアラート定義について、State (状態) ドロップダウン メニューをクリックし、Enabled (有効化) をクリックします。
  4. [シンプトムの定義] ペインで仮想マシンの重大相互停止レベルを変更し、このシンプトムに定義されたしきい値レベルに基づいて vRealize Operations Manager がアラートをトリガーするようにします。
    1. [オブジェクト タイプ] ドロップダウン メニューで vCenter アダプタ仮想マシン をクリックします。
    2. 検索 テキスト ボックスに「停止」と入力し、仮想マシンの相互停止パフォーマンス メトリックに適用されるシンプトムの定義を表示します。
    3. Virtual Machine CPU Co-stop is at Critical level という名前のシンプトムの定義について、状態 ドロップダウン メニューをクリックし、有効化 をクリックします。
    4. 条件 ドロップダウン メニューをクリックし、オーバーライド をクリックします。

      本番ポリシーの場合、一般的な重大しきい値は >3 です。開発環境またはテスト環境のポリシーの場合、一般的な重大しきい値は >10 です。

    5. [シンプトムしきい値の上書き] ダイアログ ボックスで「>3」と入力してしきい値を変更し、適用 をクリックします。
  5. 仮想マシンの即時相互停止レベルを変更します。
    1. Virtual Machine CPU Co-stop is at Immediate level という名前のシンプトムの定義について、状態 ドロップダウン メニューをクリックし、有効化 をクリックします。
    2. 条件 ドロップダウン メニューをクリックし、オーバーライド をクリックします。
    3. [シンプトムしきい値の上書き] ダイアログ ボックスで「>2」と入力してしきい値を変更し、適用 をクリックします。
  6. 仮想マシンの警告相互停止レベルを変更します。
    1. Virtual Machine CPU Co-stop is at Warning level という名前のシンプトムの定義について、状態 ドロップダウン メニューをクリックし、有効化 をクリックします。
    2. 条件 ドロップダウン メニューをクリックし、オーバーライド をクリックします。
    3. [シンプトムしきい値の上書き] ダイアログ ボックスで「>1」と入力してしきい値を変更し、適用 をクリックします。
  7. 保存 をクリックして、ポリシーを保存します。

タスクの結果

仮想マシンの相互停止 CPU パフォーマンス メトリックを変更し、CPU スケジュール競合による SQL Server 仮想マシンの遅延が最小になるようにしました。

次のタスク

仮想 SQL Server グループの分類のために使用するグループ タイプを作成し、仮想 SQL Server を含むオブジェクト グループを作成して、そのオブジェクト グループにポリシーを適用します。