vRealize Operations Manager では、API 要求を認証する必要があります。このワークフローの最初の手順は、認証トークンを取得することです。

認証トークンを取得するために、ログイン要求により基本 HTTP 認証で必要とされる形式のユーザー認証情報が提供されます。この例では、ユーザーは URL https://vrealize.example.com/vRealize Operations Manager インスタンスにログインしています。
注: この例では、トークンベースの認証を使用します。認証メカニズムに関する詳細については、「 セキュリティ」を参照してください。

authSource を使用すると、別のマシン上のユーザーおよびユーザー グループ情報のインポートと認証が可能になります。たとえば、LDAP、Active Directory、VMware Identity Manager、Single Sign-On などのユーザーを認証できます。別のマシンにあるユーザー アカウント情報をインポートするときは、ソース マシンからユーザー アカウントをインポートするために使用する基準を定義する必要があります。

認証ソースを作成すると、トークンの取得に使用できます。その際には、名前を指定します。デフォルトの認証ソース タイプは LOCAL です。

前提条件

  • Web ブラウザと vRealize Operations Manager サーバ間のチャネルを保護します。ブラウザを開き、次のような vRealize Operations Manager インスタンスの URL を入力します。
    https://vrealize.example.com

    プライベート接続ではない旨の警告が表示されます。クリックして、セキュリティ例外を確認し、SSL ハンドシェイクを確立します。

  • API にアクセスできることを確認します。次のようにして、suite-api/docs/rest/index.html を最後に付け加えた vRealize Operations Manager インスタンスの URL を入力します。
    https://vrealize.example.com/suite-api/docs/rest/index.html
  • vRealize Operations Manager インスタンスのユーザーのログイン認証情報が割り当てられていることを確認します。

手順

  1. トークンを取得するためにログイン URL に要求を送信します。
    POST https://vrealize.example.com/suite-api/api/auth/token/acquire
    ログイン要求と応答」を参照してください。
  2. 応答を確認します。
    要求が成功すると ops 認証トークンが返されます。この認証トークンは、後続の API 要求に含める必要があります。

例: ログイン要求と応答

この例では、ログイン ユーザー名:vRealize-user、パスワード:vRealize-dummy-password が割り当てられたユーザーの要求と応答を示しています。

要求ヘッダー:
POST https://vrealize.example.com/suite-api/api/auth/token/acquire
Content-Type: application/json
Accept: application/json
JSON 形式の要求本文:
{
  "username" : "vRealize-user",
  "password" : "vRealize-dummy-password"
}
JSON 形式での応答:
200 OK
{  
  "token": "8f868cca-27cc-43d6-a838-c5467e73ec45::77cea9b2-1e87-490e-b626-e878beeaa23b",  
  "validity": 1470421325035,  
  "expiresAt": "Friday, August 5, 2016 6:22:05 PM UTC",  
  "roles": []
}
応答コードは、要求が成功したか、またはどのように失敗したかを示します。
  • 要求が成功した場合、サーバは HTTP 応答コード 200 (OK) と、6 時間後に有効期限が切れる ops 認証トークンを返します。このトークンは、後続の各 API 要求に含める必要があります。
  • 要求に対する認証ヘッダーが見つからない場合、サーバは HTTP 応答コード 403 を返します。
  • 認証ヘッダーに指定された認証情報が無効な場合、サーバは HTTP 応答コード 401 を返します。