オブジェクトは、vRealize Operations がルータ、スイッチ、データベース、仮想マシン、ホスト、vCenter Server インスタンスなどのデータを収集する、環境内の個々の管理対象項目です。
システムでは、各オブジェクトに関する特定の情報が必要です。アダプタ インスタンスの構成時に、vRealize Operations はオブジェクトの検出を実行して、そのアダプタと通信するオブジェクトからデータの収集を開始します。
オブジェクトは、データベースなどの単一のエンティティの場合もあれば、他のオブジェクトを保持するコンテナの場合もあります。たとえば、複数の Web サーバを利用している場合、各 Web サーバについて 1 つのオブジェクトを定義することもできれば、Web サーバ オブジェクトのすべてを保持する個別のコンテナ オブジェクトを定義することもできます。グループとアプリケーションは、コンテナのタイプです。
後で検索やグループ化、フィルタリングが容易になるように、タグを使用してオブジェクトを分類します。タグのタイプには、複数のタグ値を含めることができます。ユーザーまたは vRealize Operations がオブジェクトをタグ値に割り当てます。タグ値を選択すると、そのタグに関連付けられたオブジェクトが vRealize Operations によって表示されます。たとえば、タグのタイプがライフサイクルで、タグ値が開発、テスト、本番前、本番の場合、環境内の仮想マシン オブジェクト VM1、VM2、または VM3 を、仮想マシンの機能に応じてこれらのタグ値のいずれか(複数可)に割り当てることができます。