このダッシュボードを使用すると、クラスタとデータセンターを表示し、CO2 排出量または消費電力に基づいてこれらを比較することができます。その後、ワークロードをプロビジョニングする、最もグリーンなクラスタを特定することができます。データセンター内の各コンピューティング コンポーネントの消費電力を比較し、消費電力が最小のコンピューティング コンポーネントをすべて表示し、消費電力に基づいて物理データセンターを比較し、ハードウェア モデルを比較して最適な消費電力を見つけることができます。

ダッシュボードの使用方法

大規模クラスタは小規模クラスタよりも多くの電力を消費するため、消費電力の合計を使用して次のワークロードをプロビジョニングするクラスタを決定することはできません。したがって、電力効率は CPU 使用量である GHz あたりの消費電力に基づいて計算されます。
  • ダッシュボードの上部にあるバナーはサンプル イメージです。ユーザーは自社のロゴ、タグ ラインなどをアップロードできます。
  • [電力効率別のトップ 10 のグリーン クラスタ] の表を使用して、電力効率のよいクラスタを確認します。電力効率は、CPU 使用量である GHz あたりの電力使用量として計算されます。仮想マシンをプロビジョニングする基準として電力効率のみを使用することはできません。クラスタの容量も使用可能になっている必要があります。各クラスタの Capacity Remaining%Time Remaining の情報を表示して、情報に基づいた決定を行います。
  • [電力消費別のトップ 10 のグリーン クラスタ] の表を使用して、消費電力の少ないクラスタを確認します。合計消費電力に基づいて クラスタを比較する場合は、次の表を使用します。大規模なクラスタは、小規模なクラスタよりも多くの電力を消費しますが、電力効率に基づく最も効率的なクラスタではない可能性があります。仮想マシンをプロビジョニングする基準として消費電力のみを使用することはできません。クラスタの容量も使用可能になっている必要があります。各クラスタの Capacity Remaining%Time Remaining の情報を表示して、情報に基づいた決定を行います。
  • [炭素透明性] ダッシュボードの目的は、次の仮想マシンをプロビジョニングする最もグリーンなクラスタを特定できるようにすることです。ただし、最もグリーンなクラスタに仮想マシンをプロビジョニングするのに必要な容量がない可能性があるため、プロビジョニングする最もグリーンなクラスタを決定する前に、容量を確認する必要もあります。選択したクラスタに関連するメトリックのうち、ターゲット クラスタの特定に役立つものを使用します。該当するメトリックは、クラスタの消費電力 (kWh)、クラスタの CPU 使用率 (%)、クラスタ内のメモリ使用率 (%) です。関連するウィジェットを使用して、メトリックを表示します。メトリックは過去 30 日間分が使用可能であり、次の仮想マシンをプロビジョニングするターゲット グリーン クラスタを特定するのに役立ちます。
  • [消費電力に基づく vSphere クラスタのヒートマップ] を使用して、消費電力 (kWh) に基づいてすべてのクラスタを表示します。ヒートマップ内の各クラスタのサイズは、クラスタ内の仮想マシンの数によって決まります。
  • クラスタまたは物理データセンターに地域タグを追加すると、[地域] ウィジェットでこれらのオブジェクトを マッピングできます。関連するオブジェクトに地域タグを確実に追加してください。