仮想インフラストラクチャの管理者などの IT 担当者は、データセンターの処理やストレージのリソースは変動が多くても、最適化アクションを定期的にスケジュールすることでこの問題を解決できると考えています。

vRealize Operations では、仮想オブジェクトが監視されて関連データが収集および分析され、その結果が [ワークロード最適化] ページにグラフ形式で表示されます。担当者は表示内容に応じて、データセンターやカスタム データセンターでワークロードをより均等化するために最適化機能をスケジュールする必要があるかどうかを判断します。

前提条件

ワークロード最適化ユーザー インターフェイスにアクセスし、vCenter Server オブジェクトを管理するために必要なすべての権限があることを確認します。

手順

  1. 左側のメニューの [最適化][ワークロード配置] を選択します。
  2. ページの上部にあるデータセンターのカルーセルから、繰り返される最適化アクションのスケジュールを設定するデータセンターを選択します。
  3. [ワークロード最適化] ペインで、[スケジュール] をクリックします。
  4. スケジュールの名前を指定し、タイム ゾーンを選択します。
  5. 最適化アクションの繰り返し頻度を決め、[繰り返し] でそれに該当する[ラジオボタン]をクリックします。
    [繰り返し] での選択に応じて、追加オプションが右側に表示されます。ここでは、毎日最適化することを選択します。
  6. 現在の日時はそのままにします。
  7. [毎日繰り返し] ラジオ ボタンを選択します。
  8. [次の実行の後に期限切れ] ラジオ ボタンを選択し、カウンタを 6 に上げます。
  9. [保存] をクリックします。

結果

最適化アクションが 6 日間繰り返され、停止します。

選択したデータセンターについて最適化アクションがスケジュールされている場合は、[ワークロード最適化] ページの [ワークロード最適化] ペインの右上に [スケジュール済み] ボタンが表示されます。スケジュールを編集または削除する場合は、 [スケジュール済み] ボタンをクリックします。[Optimization Schedules] ページが表示され、これらのアクションを実行できます。

注: 複数の最適化アクションが前後してスケジュールされている場合、複数のアクションの最適化計画に機能の重複があると、つまり、同じリソース セットに影響を与える場合、該当するアクションは同じキューに移動されます。このため、一部のアクションが意図したより後で実行されることがあり、その場合アクションの実行時間の延長などの潜在的なシステム制約により、遅延が延びます。重複のない最適化アクションは並行して実行されます。

次のタスク

最適化アクションが完了したかどうかを確認するには、メニューで [管理] を選択し、左側のペインで [履歴] > [最近のタスク] の順にクリックして、[最近のタスク] 画面に移動します。[最近のタスク] 画面で、メニュー バーの [ステータス] 機能を使用してステータスによりアクションを探します。各種フィルタを使用して検索することもできます。たとえば、[イベント ソース] にフィルタを適用し、スケジュールした最適化計画の名前を入力します。

注: データセンターでのリソース競合はリアルタイムの場合は動的なので、スケジュールされた最適化アクションの開始後かつ実行前に毎回、新しい最適化計画が計算されます。この時点でデータセンター コンテナのバランスがとれているとシステムが判断した場合は、アクションが実行されません。[最近のタスク] ページには、影響を受けたデータセンターの名前が [オブジェクト名] 列に示され、[詳細] にメッセージ「選択したコンテナの最適化は向上できません」が表示されます。他の可能性として、スケジュールされた最適化計画が試行されたが、進行していないことが考えられます。この場合、「失敗」アクションとは異なり、影響を受けたデータセンターの名前も [オブジェクト名] 列に表示されます。