vRealize Operations を使用して仮想インフラストラクチャを管理している場合は、[投資回収率] ダッシュボードで投資回収率を測定できます。このダッシュボードで環境全体の総所有コスト、および指定した推奨事項によって予想される節約と実現された節約を追跡できるとともに、コスト効率とコスト節約の時間に伴う推移を定量化できます。

予想される節約とは、vRealize Operations で識別されるすべてのコスト節約の機会をまとめたものです。実現された節約とは、実行されたアクションのうち、vRealize Operations によって提供された推奨事項に関連するものによって得られたコスト節約をまとめたものです。

ウィジェット情報

  • 総所有コストは、サーバ ハードウェア、ライセンス、メンテナンス、設備、人件費、ネットワーク、ストレージ、追加コストに関する月次コストの詳細を示します。
  • 仮想マシンあたりの平均コストは、時間経過に伴うコスト効率の推移を示すのに適した指標です。通常は、新しいキャパシティを追加すると仮想マシンあたりのコストは上昇し、追加のキャパシティを使用すると低下します。目標は、仮想マシンあたりの平均コストを次第に減少させることです。
  • 実現された節約の内訳には、vRealize Operations によって識別された仮想マシンの再利用済みリソースのコストが示されます。
  • 予想される節約には、vRealize Operations によって識別されたコスト節約の機会が含まれます。