[仮想マシン最適サイジング] ダッシュボードを使用すると、最小のコストで最適なパフォーマンスを実現するために仮想マシンのサイズを調整できます。これは、サイズ不足とオーバーサイジングの両方のシナリオに対応します。ダッシュボードは長期的なトレンドを確認し、サイズ不足とオーバーサイジングの両方のシナリオに対応します。仮想マシンの適切なサイジングによって日常的なパフォーマンスが向上するため、このダッシュボードはキャパシティチームと運用チーム向けに設計されています。

ダッシュボードの使用方法

  • [全体的な分析]

    スコアボードには、サイズ不足およびオーバーサイジングの CPU とメモリの合計のサマリが表示されます。

    データセンターまたはクラスタのいずれかを選択できます。仮想マシンは通常クラスタ間で移動しないため、ほとんどの場合、適切なサイジング分析はクラスタ レベルで行う必要があります。より詳細なコンテキストを提供するためにカウンタが表示されます。残りキャパシティが少ないクラスタ内の仮想マシン キャパシティの再利用に重点を置きます。

    適切なサイジングを表示する分布図が自動的に表示されます。横棒グラフ以外に、[サイズ不足の仮想マシン] および [過剰サイズの仮想マシン] テーブルには、実際の仮想マシンが一覧表示されます。

  • [仮想マシンの分析]

    さらに調査する仮想マシンを選択します。使用率が自動的に表示されます。仮想マシンの使用量は、消費されたキャパシティの量を反映しています。これは、5 分ごとの vCPU 使用量の集計に基づいており、使用されているキャパシティを明確に把握できます。

    仮想マシンの適切なサイジングによって、仮想マシンとクラスタのパフォーマンスを向上させることができます。このため、CPU Ready や CPU 実行キューなどのパフォーマンス ボトルネックを示すメトリックが提供され、適切なサイジングによって競合が減少し、パフォーマンスが向上するのを確認できます。

    メモリ使用率は、VMware Tools を介してゲスト OS から収集されます。ゲスト OS メトリックが使用できない場合は、代わりに構成済みメモリの値が使用されます。メモリの適切なサイジングにより、メモリのバルーニングと競合が減り、パフォーマンスが向上します。たとえば、過剰にプロビジョニングされたメモリを持つ仮想マシンでは、バルーニングが発生する可能性が高くなります。