インストール後、この Management Pack のインスタンスを構成します。

前提条件

  • Management Pack for Google Cloud Platform をインストールします。
  • サービス アカウント JSON ファイルを取得します。サービス アカウントの作成を参照してください。
  • メトリックを収集するサービスを決定します。サポートされている GCP サービスを参照してください。デフォルト値 * は、サブスクリプションのすべてのサービスを含みます。すべてのサービスをサブスクライブしない場合は、[サービス] フィールドでサービス識別子を指定します。
  • サブスクライブするリージョンを決定します。デフォルト値 * は、サブスクリプションのすべてのリージョンを含みます。すべてのリージョンをサブスクライブしない場合は、[リージョン] フィールドでリージョン識別子を指定します。
    表 1.
    リージョン - フレンドリ名 リージョン識別子
    アジア パシフィック(台湾) asia-east1
    アジア パシフィック (香港) asia-east2
    アジア パシフィック(東京) asia-northeast1
    アジア太平洋 (大阪) asia-northeast2
    アジア パシフィック(ソウル) asia-northeast3
    アジア パシフィック(ムンバイ) asia-south1
    アジア太平洋 (シンガポール) asia-southeast1
    アジア パシフィック(シドニー) australia-southeast1
    EU (フィンランド) europe-north1
    EU (ベルギー) europe-west1
    EU(ロンドン) europe-west2
    EU(フランクフルト) europe-west3
    EU (オランダ) europe-west4
    EU (チューリッヒ) europe-west6
    南米 (カナダ) northamerica-northeast1
    南米 (オザスコ) southamerica-east1
    アイオワ (中央) us-central1
    米国東部 (サウスカロライナ) us-east1
    米国東部 (北バージニア) us-east4
    米国西部(オレゴン) us-west1
    米国西部 (ロサンゼルス) us-west2
    米国西部 (ソルトレークシティー) us-west3
    アジア(マルチリージョン) asia
    EU(マルチリージョン) eu
    米国(マルチリージョン) us
  • 拒否リスト フィルタまたは許可リスト フィルタを決定します。これらのフィルタは、正規表現を使用して、特定のオブジェクトを名前で許可または除外します。たとえば、許可リスト フィルタとして .*indows.* を指定すると、「indows」を名前に含むオブジェクトのみが許可されます。拒否リストとして .*indows.* を指定すると、その文字列を名前に含むすべてのオブジェクトが除外されます。

手順

  1. 左側のメニューで [データ ソース] > [統合] の順にクリックします。
  2. [アカウント] タブで [アカウントの追加] をクリックし、[アカウント タイプ] 画面で [GCP] を選択します。
  3. アダプタ インスタンスを構成します。
    オプション 操作
    名前 アダプタ インスタンスの名前。
    説明 (オプション)アダプタ インスタンスの説明。
  4. 接続を構成します。
    オプション 操作
    プロジェクト ID Google Cloud Platform サービス アカウントのプロジェクト ID を入力します。
    サービス メトリックを取得するサービスを選択します。特定のサービスのメトリックを収集する場合は、ドロップダウン アイコンをクリックして、1 つ以上のサービスを選択します。サービスを選択しなかった場合、すべてのサービスのメトリックが収集されます。サポート対象の GCP サービスについては、サポートされている GCP サービスを参照してください。
    リージョン サブスクライブするリージョンを選択します。特定のリージョンにサブスクライブする場合は、ドロップダウン アイコンをクリックして、1 つ以上のリージョンを選択します。すべてのリージョンにサブスクライブする場合は、このフィールドでリージョンを選択しないでください。
    認証情報 ドロップダウン メニューから、環境へのサインオンに使用する認証情報を選択します。この Management Pack 環境にアクセスするための新しい認証情報を追加するには、プラス記号をクリックします。
    • 作成する認証情報の値に対する名前を入力します。これは、アダプタ インスタンスの名前ではなく、サービス アカウント JSON ファイルの認証情報に対するフレンドリ名です。
    • JSON ファイルとしてダウンロードされたサービス アカウントのプライベート キーをフィルタリングします。
    • (オプション)ネットワークで必要なローカルのプロキシ情報を入力します。
    注:
    • プロキシ情報を使用すると、ローカル ネットワークに展開された vRealize Operations によるパブリック ネットワークへのアクセスが可能になり、GCP がアカウントの統計情報を収集できるようになります。
    • vRealize Operations は基本認証のみをサポートします。
    コレクタ/グループ アダプタ インスタンスを実行するコレクタを選択します。コレクタは、オブジェクトをインベントリに収集して監視します。デフォルトで指定されているコレクタは、最適なデータ収集のために選択されています。
  5. [詳細設定] の左側にある矢印をクリックして、詳細設定を構成します。
    オプション 操作
    自動検出のサポート

    Google Cloud Platform サービスを自動検出するには、このオプションを true に設定します。この値を false に設定した場合は、アダプタ インスタンスを作成するときに、サービスを手動で検出する必要があります。

    許可された正規表現のリスト

    正規表現を追加して、指定した条件に一致する名前を持つオブジェクトのみを許可します。

    ブロックされた正規表現のリスト 正規表現を追加して、オブジェクトを名前でフィルタリングします。
    アクションが有効 vRealize Operations を使用して、GCP CE インスタンスに固有のアクションを実行するには、このオプションを有効にします。デフォルトでは、このオプションは [true] に設定されています。

    アクションの実行の詳細については、『vRealize Operations ユーザー ガイド』の「パワーオン、パワーオフ、および再起動アクション」を参照してください。

    CE GPU メトリック収集を有効にする

    このオプションを使用すると、GCP コンピューティング エンジン (CE) インスタンスの GPU メトリックを収集できます。デフォルトでは、このオプションは [False] に設定されています。

    このオプションを [True] に設定すると、GCP で通常の CE インスタンスと GPU インスタンスが区別されなくなるため、vRealize Operations によりすべての CE インスタンスの GPU メトリックが収集されます。

    注: vRealize Operations によるデータ収集を有効にする前に、GCP ドキュメントの手順を参照してクラウド GPU メトリックを有効にしてください。
    CE SQL Server メトリック収集を有効にする

    このオプションを使用すると、GCP コンピューティング エンジン (CE) インスタンスの SQL Server メトリックを収集できます。デフォルトでは、このオプションは [False] に設定されています。

    このオプションを [True] に設定すると、GCP で通常の CE インスタンスと SQL Server インスタンスが区別されなくなるため、vRealize Operations によりすべての CE インスタンスの SQL Server メトリックが収集されます。

  6. 認証要求を開始するには、[接続の検証] をクリックします。
  7. [保存] をクリックします。
    アダプタ インスタンスがリストに追加されます。

次のタスク

アプリケーション関連のデータを表示して、アダプタが構成されていること、およびデータが収集されていることを確認します。
情報を表示する場所 表示する情報
[統合] 画面の収集ステータスと状態 アダプタを構成してから約 10 分が経過すると、文字列「収集中」または「データ受信中」と表示されます。
環境概要 Google Cloud Platformに関連するオブジェクトがインベントリに追加されます。
ダッシュボード Google Cloud Platform ダッシュボードが vRealize Operations に追加されました。