IT チームは、Azure VMware Solution (AVS) および Google Cloud VMware Engine (GCVE) からのインフラストラクチャの購入にお金を費やします。今後は、これらの費用(CPU、メモリ、ストレージ)を、参照ベースのコスト割り当てを使用してアプリケーション チームに転送できます。コスト割り当てメカニズムを使用すると、特定の仮想マシン (VM) の CPU、メモリ、およびストレージに関連する費用を確認できるため、クラウド インフラストラクチャに関連する全体的なコストを判断できます。

参照コスト計算機能を使用するには、VMC アダプタの [詳細設定] セクションで [請求の有効化] オプションを false に設定する必要があります。

参照ベースのコスト計算 - 注意事項

  • 請求費用または参照ベースの費用は、CPU : メモリ : ストレージの比率に分割され、財務会計モデルのコスト設定トピックから比率、リージョン、割引を編集できます。
  • 請求費用または参照ベースのコストは、クラスタが属するリージョンに基づいてクラスタに割り当てられます。
参照ベースのコスト計算を選択する場合は、次の重要な点を考慮する必要があります。
  • 組織内に未構成のプライベート クラウドがある場合、vRealize Operations に組織内のホストの一部が表示されないことがあります。
  • 請求書に基づき、新しく計算されたベース レートを使用して VMware Cloud on AWS をターゲット クラウドとしてワークロード プランニングを実行できます。
  • 参照ベースのコスト計算の場合は、ホストを本番ホスト、ホスト タイプをオンデマンドと見なして、コスト割り当て用の基準レートを取得します。ホスト タイプがサブスクリプション ベースの場合でも、引き続きホスト タイプをオンデマンドと見なしてコスト計算を行います。