ポリシー ライブラリには、vRealize Operations に含まれる、基本設定、デフォルト ポリシー、およびその他のベスト プラクティス ポリシーが表示されます。ポリシー ライブラリを使用して、独自のポリシーを作成できます。ポリシー ライブラリには、ワークロード、キャパシティおよび残り時間などの、ポリシー要素の構成可能なすべての設定が含まれています。

ポリシー ライブラリの仕組み

ポリシー ライブラリのオプションを使用して、既存のポリシーから独自のポリシーを作成することや、既存のポリシー テンプレートの設定をオーバーライドして、新しい設定をオブジェクトのグループに適用することができます。ポリシーをインポートまたはエクスポートして、ポリシーの順序を変更することもできます。

ポリシーを選択すると、その詳細が右側ペインに表示されます。右側ペインには、ポリシーのすべての詳細やオプションの概要が表示され、これらの詳細はタブで分類されます。各カテゴリを展開すると、関連するすべての詳細が表示されます。

ポリシーを追加または編集する場合は、ポリシー ワークスペースにアクセスして、ベース ポリシーを選択し、メトリックとプロパティ、アラートとシンプトム、キャパシティ、コンプライアンス、ワークロードの自動化、グループとオブジェクトの設定をオーバーライドします。このワークスペースでは、ポリシーをオブジェクトやオブジェクト グループに適用することもできます。オブジェクトまたはオブジェクト グループへのポリシーの関連付けを更新するには、ユーザー アカウントに割り当てられたロールにおいて、関連付けの管理権限をポリシー管理に対して有効にする必要があります。

ポリシー ライブラリを管理する場所

ポリシー ライブラリを管理するには、左側のメニューで [構成] > [ポリシー] の順にクリックします。ポリシー ライブラリが表示され、環境で使用できるポリシーのリストが表示されます。

表 1. [ポリシー ライブラリ] タブのオプション
オプション 説明

ツールバー

ツールバーの選択肢を使用して、ポリシー ライブラリでアクションを実行します。
  • 追加。既存のポリシーから新しいポリシーを作成します。
  • 編集。vRealize Operations の設定をオーバーライドするためにポリシーをオーバーライドし、関連オブジェクトのデータを分析および報告します。
  • 削除。リストからポリシーを削除します。
  • [デフォルト ポリシーの設定]。任意のポリシーをデフォルト ポリシーとして設定できます。デフォルト ポリシー内の設定は、ポリシーが適用されていないすべてのオブジェクトに適用されます。ポリシーをデフォルト ポリシーとして設定すると、優先順位が D に設定されます。これにより、そのポリシーに最高の優先順位が与えられます。

  • エクスポート。ポリシーをダウンロードします。
  • インポート。ポリシーをインポートできます。インポートするには、次の手順を実行します。
    • 横方向の省略記号から [インポート] オプションをクリックします。
    • [参照] をクリックして、インポートするファイルを選択します。
    • 競合が発生した場合にファイルを上書きするのか、それともスキップするのかを選択します。
    • [インポート] をクリックしてポリシーをインポートし、[完了] をクリックします。
    注: ポリシーをインポートまたはエクスポートするには、ユーザー アカウントに割り当てられたロールにおいて、インポート権限またはエクスポート権限をポリシー管理に対して有効にする必要があります。
  • ポリシーの順序変更アクティブなポリシーの優先順位を変更します。
フィルタ

入力したテキストに基づいてリストを限定します。

次の条件でフィルタリングすることもできます。
  • 名前
  • 説明
  • 更新者

ポリシー ライブラリのデータ グリッド

vRealize Operations では、ポリシーの高レベル詳細が表示されます。
  • 名前。[ポリシーの追加/編集] ワークスペース、およびポリシーをオブジェクトに適用する領域(カスタム グループなど)に表示されるポリシーの名前。
  • ステータス:ポリシーがアクティブか非アクティブかを示します。

  • 説明。ポリシーのわかりやすい説明。たとえば、継承されるポリシーや、そのポリシーと 1 つ以上のオブジェクト グループとの関係を理解するためにユーザーが必要とする個別情報。

  • 最終更新日時。ポリシーが最後に変更された日時。

ポリシー ライブラリ > 右側ペイン

右側ペインには、設定の継承元のポリシーの名前と説明、ポリシーの優先順位、ポリシーを編集するためのオプションが表示されます。右側ペインで、設定の完全グループ(カスタマイズされた設定と、ポリシーの作成時に選択されたベース ポリシーから継承された設定を含む)を確認できます。
  • メトリックとプロパティ:ポリシーに含まれているすべての属性タイプが表示されます。属性タイプには、メトリック、プロパティ、およびスーパー メトリックが含まれます。
  • アラートと症状:ポリシーに含まれるすべてのアラートおよび症状の定義が表示されます。[アラートの定義] タブには、アラートの定義、重要度、症状、状態の概要が表示されます。[症状の定義] タブには、症状名、重要度、メトリック名の概要が表示されます。
  • 容量:ポリシーに含まれるオブジェクトのすべてのしきい値の概要が表示されます。
  • コンプライアンス:ベース ポリシーから継承されたかポリシーの作成中に設定されたコンプライアンスのしきい値が表示されます。
  • ワークロード自動化:定義に従って環境内で最適化されたワークロードの詳細が表示されます。
  • グループおよびオブジェクト:選択したポリシーに関連付けられたオブジェクトまたはオブジェクト グループ、環境内のオブジェクトの名前、オブジェクト タイプ、および関連付けられたアダプタが表示されます。オブジェクトの親グループが存在する場合は、ここに表示されます。