ワークロードとは、オブジェクトでのリソースの需要の測定値のことです。ポリシーで、オブジェクト タイプのワークロード要素の設定を有効にして構成できます。

ワークロード要素の仕組み

ワークロード要素により、vRealize Operations で、選択されたオブジェクト グループで使用されるリソースのレポート方法が決定します。オブジェクト グループで使用できるリソースは、構成済みリソース量および使用可能なリソース量によって異なります。

  • 特定の物理メモリ量はホスト システムの構成済みリソースで、特定の CPU 数は仮想マシンの構成済みリソースです。
  • オブジェクトまたはオブジェクト グループの使用可能なリソースは、構成済みの量のサブセットであり、構成済みの量と等しくなる場合があります。
  • リソースの構成済みの量および使用可能な量は、リソースのタイプや必要な仮想化オーバーヘッド量(ESX ホスト マシンでホスト システムを実行するために必要なメモリなど)によって異なる可能性があります。オーバーヘッドを考慮する場合、仮想マシンまたは高可用性バッファには予約が必要となるため、オーバーヘッドに必要となるリソースは使用可能であるとはみなされません。

ポリシーのワークロード要素をオーバーライドする場所

ポリシーのワークロード キャパシティ設定を表示してオーバーライドするには、左側のメニューで [構成] > [ポリシー] の順にクリックし、[追加] をクリックしてポリシーを追加するか、必要なポリシーを選択します。右側のペインで、[ポリシーの編集] をクリックしてポリシーを編集します。<ポリシー名> [編集] ワークスペースで、[キャパシティ] カードをクリックします。選択したオブジェクト タイプのワークロード設定が、ワークスペースに表示されます。

ワークロード ポリシー要素を表示して、ポリシーの設定を構成します。

このポリシー要素を構成しないと、選択したベース ポリシーの設定が継承されます。

表 1. [ポリシーの作成] または [ポリシーの編集] ワークスペースにおけるポリシーのワークロード要素の設定
オプション 説明

ロック アイコン

ポリシー要素の設定をオーバーライドできます。これにより、ポリシーをカスタマイズして、ユーザーの環境内のオブジェクトを監視することができます。

ワークロード

アラートのトリガまたはクリアに必要な収集サイクル数を設定できます。