このシナリオのコンテキストでオブジェクトを調査する際、vRealize Operations により問題の解決に役立つ詳細が提供されます。環境の状態を分析し、現在の問題を検討し、解決策を調査し、問題を解決するための処置を行います。
仮想インフラストラクチャの管理者として、自分が管理している環境内のオブジェクトの全体的な状態を把握するため、vRealize Operations をさまざまなレベルで定期的に参照します。ユーザーからの電話や E メールはなく、新しいアラートも表示されていませんが、管理者には、クラスタのキャパシティが不足している兆候が見え始めています。
このシナリオでは vRealize Operations を 1 つ以上の vCenter Server インスタンスに接続する、VMware vSphere ソリューションに関連するオブジェクトについて言及しています。環境内のオブジェクトには、複数の vCenter Server インスタンス、データセンター、クラスタ(クラスタ コンピューティング リソース)、ホスト システム、リソース プール、および仮想マシンが含まれます。
このシナリオの手順を実行し、トラブルシューティングの段階に進むと、vRealize Operations を使用して問題を解決するのに役立つ方法を学習できます。環境内のオブジェクトの状態を分析し、現在の問題を検討し、解決策を調査し、問題を解決するための処置を行います。
このシナリオでは、オブジェクトで発生する問題を評価する方法と、問題を解決する方法を示します。
- [イベント] タブでは、オブジェクトでトリガされたシンプトムを調べ、シンプトムをトリガした問題がいつ発生したかを判断し、さらに問題に関連するイベントを特定して関係するメトリック値を調べます。
- [詳細] タブでは、メトリックのアクティビティをグラフ、リスト、または展開チャートとして調査し、ヒート マップを表示してオブジェクトの重要度レベルを調べます。
- [環境] タブでは、さまざまなオブジェクトが全体的なオブジェクト階層に関連するときの、健全性、リスク、および効率を評価します。オブジェクトの関係を表示して、クリティカルな状態のオブジェクトが他のオブジェクトにどのような影響を与えている可能性があるかを判断します。
将来のトラブルシューティングおよび実行中のメンテナンスをサポートするために、アラート定義を作成し、ダッシュボードおよび 1 つ以上のビューを作成できます。オブジェクトの監視に使用されるルールを強制するため、運用ポリシーを作成してカスタマイズできます。
前提条件
1 つ以上の vCenter Server インスタンスを監視していることを確認します。
1 つ以上の vCenter Server インスタンスを監視していることを確認します。『 vRealize Operations 構成ガイド』を参照してください。