このダッシュボードを使用して、データセンター内のコンピューティングやストレージなどの古いハードウェアを特定し、電力効率の高い次世代ハードウェア コンポーネントに置き換えます。また、このダッシュボードを使用して、オーバーヘッドとバッファを低減し、オーバーヘッドの大きい小規模なクラスタを特定することもできます。パフォーマンスを損なうことなく、より少ないオーバーヘッドとバッファで運用することを目的としています。
ダッシュボードの使用方法
- 小規模なクラスタでは、オーバーヘッドが比較的高くなります。ノードが 2 台のクラスタのオーバーヘッドは 50% ですが、ノードが 10 台のクラスタのオーバーヘッドは 10% のみです。容量の少ないクラスタでは、多くのホストが必要であるため、消費電力も多くなります。[小規模クラスタ] テーブルには、次のいずれかの基準を満たすクラスタが一覧表示されます。
- 4 台以下のノード
- 120 以上の CPU コア、1 TB を超えるメモリ
- テクノロジーの向上により、ESXi ホストの効率性を高めることができます。ESXi ホストは、多くの場合、省電力でより多くの CPU やメモリ容量を提供できます。[旧式のコンピューティング ハードウェア] テーブルには、次のいずれかの基準を満たす ESXi ホストが一覧表示されます。
- ESXi バージョン 6.0 以前
- 40 以下の CPU コア、256 GB 未満のメモリ
- コンピューティング ハードウェアと同様に、最新のストレージ ハードウェアは、以前のストレージ ハードウェアよりも高い電力効率を実現しています。[旧式のストレージ ハードウェア] テーブルには、次の基準を満たすデータストアが一覧表示されます。
- VMFS バージョン 5 以前
- ローカル データストアなし
定義された目標とは異なる目標がある場合は、フィルタを更新してウィジェットの条件を変更できます。