すべての vRealize Operations クラスタは、プライマリ ノード、高可用性または継続的可用性のためのオプションのレプリカ ノード、オプションのデータ ノードで構成されます。

vRealize Operations をインストールする場合、vRealize Operations の vApp デプロイを使用して、ロールなしのノードを作成します。ノードが作成され、名前と IP アドレスが取得された後、管理インターフェイスを使用して、ロールに従ってそれらを構成できます。

ロールなしのノードは、一度にまとめて作成したり、必要に応じて作成したりできます。一般に、環境が大きくなるにつれてノードを必要に応じて追加し、vRealize Operationsをスケール アウトして環境を監視します。

vRealize Operations分析クラスタは次のノード タイプで構成されます。

プライマリ ノード
プライマリ ノードは、 vRealize Operations で必要な初期ノードです。他のノードはすべてプライマリ ノードにより管理されます。

単一ノード インストールでは、プライマリ ノードが自身を管理し、自身にアダプタがインストールされ、すべてのデータ収集および分析を行います。

データ ノード
大規模なデプロイでは、追加のデータ ノードにアダプタがインストールされ、収集および分析を行います。

大規模なデプロイでは通常、データ ノードにのみアダプタがあり、プライマリ ノードおよびレプリカ ノードのリソースはクラスタ管理専用にできます。

レプリカ ノード
vRealize Operations の高可用性 (HA) および継続的可用性 (CA) を有効にするには、クラスタのデータ ノードをプライマリ ノードのレプリカに変換する必要があります。

次のノード タイプは vRealize Operations クラスタのメンバーですが、分析クラスタの一部ではありません。

リモート コレクタ ノード
分散展開では、ファイアウォールの操作、リモート データ ソースとのやりとり、データセンター間の帯域幅の低減、または vRealize Operations 分析クラスタ上の負荷の低減を行うことができるリモート コレクタ ノードが必要になる場合があります。リモート コレクタは、インベントリ用のオブジェクトの収集のみを行います。データを保管したり、分析を実行したりしません。また、リモート コレクタ ノードは、クラスタの残りのノードとは異なるオペレーティング システムにインストールすることもできます。
監視ノード
vRealize Operations の継続的な可用性 (CA) を使用するには、クラスタに監視ノードが必要です。各 vRealize Operations クラスタは、監視ノードを 1 台のみ含むことができます。2 つのフォルト ドメイン間のネットワーク接続が失われた場合、監視ノードは vRealize Operations の可用性に関する判断を行うノードとして機能します。
注: vRealize Operations のバージョン 8.10 以降では、新しいリモート コレクタをデプロイできません。データを収集するための新しいエージェントが必要な場合は、クラウド プロキシをデプロイする必要があります。クラウド プロキシのデプロイ方法の詳細については、 Cloud Proxy のインストールを参照してください。